個人的にめっちゃ期待していたNECプラットフォームズ社製のWiMAXホームルーター「WiMAX HOME 01」がついに登場!
ってなわけで早速機種変更して入手しました。
このモデルが気になってる人は、きっとこんなことに疑問を抱いているんじゃないでしょうか。
- 性能はどんな感じ?
- 実測は速いの?
- 同じホームルーターのL01sとどっちがいいの?
など。
この辺についてざっくり解説すると、実測値を測ったら性能はL01sより上でした。
(もちろん”私の家での環境下において”ってことでご理解ください)
ってことで性能は上といっていいでしょう。
「WiMAXハイパワー」なんていういかにも強力そうなオリジナル機能もついてますし、順当にスペックは上です。
なので個人的おすすめは「WiMAX HOME 01」となります。
ただ口ではなんとでも言えるので、実際に速度を計測した結果も載せておきます。
まぁその数値も信用出来ないって言われたらどうにもできませんが(汗)
参考までに、私の家の計測条件も載せておくので多少は参考になるかと思われます。
ではWiMAXホームルーター2機種「WiMAX HOME 01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」の実測値比較結果と計測条件を紹介していきます。
HOME01とL01sの実測値比較
速度計測条件について
HOME01の利用環境
- 最寄り基地局は1ヶ所
- 基地局からは1kmほどの位置
- 鉄筋コンクリート造りのマンション5階
- 基地局ガガからは反対になるベランダ側の部屋で計測
- 窓際に設置
計測日時
- 平日に計測(2018/12/20 木曜)
- 9/12/14/16/18/20/22時の7回計測
HOME01の設定
- ハイスピードモード(WiMAX2+回線のみ)で計測
- デスクトップパソコンは有線LANで接続
- スマホは2.4GHz帯でWi-Fi接続
計測ツール
- 下り/上り/ping値を測定
- スマホは計測アプリ「RBB SPEED」を利用
- SIMフリーiPhoneSEを使用
- デスクトップパソコンは次の4サイトで計測
①Broadband
②Wild Speed
③Radish
④sokudo.jp
※windows8.1/FIrefoxで接続
デスクトップ側は4ヶ所の計測サイト平均値を出して信頼性ある数値に近づけたつもりですが、スマホ側は面倒になって1つだけです(汗)
また基地局は塔マップってサイトで近所にあったものを参考にしていますが、ここはユーザーからの情報をもとにマッピングしているため実はもっと近くに基地局がある可能性も。
ってことで、あくまで参考値として見てもらえれば。
ではそろそろ計測結果を↓
デスクトップパソコンの実測値
速いほうが赤文字になってます。
下り・ダウンロード速度の実測値
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 89.52 | 78.51 |
12:00 | 75.07 | 56.26 |
14:00 | 55.52 | 56.70 |
16:00 | 67.43 | 55.76 |
18:00 | 63.82 | 59.22 |
20:00 | 43.48 | 35.59 |
22:00 | 28.51 | 24.52 |
平均 | 60.48Mbps | 52.36Mbps |
14時台以外はHOME01の圧勝でした。
新機能「WiMAXハイパワー」のおかげか、L01sより1割以上速い結果に。
【WiMAXハイパワーとは?】
全国各地に設置されているWiMAX基地局に向けてHOME01から発射する電波をパワーアップする機能。
これにより繋がりやすさ向上と速度アップが期待できます。
さすがにたくさんの人がネット接続する夜間の速度低下は見られますが、これだけ出ていれば動画視聴も余裕です。
とはいえL01sの速度でもまったく問題ないレベルなので、デザインで選ぶのもあり。
上り・アップロード速度の実測値
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 11.54 | 15.92 |
12:00 | 11.51 | 11.52 |
14:00 | 11.77 | 11.01 |
16:00 | 12.16 | 9.52 |
18:00 | 10.45 | 9.34 |
20:00 | 12.65 | 9.08 |
22:00 | 10.01 | 7.39 |
平均 | 11.44Mbps | 10.59Mbps |
午前中はL01sのほうが速かったものの、トータルではHOME01の勝利!
ただその差はわずかなのでどっち選んでもいいですね。
この2機種のメーカーはそれぞれモバイルルーター型の機種も発売していますが、そちらではL01sと同じファーウェイ製W05のほうが速かったです。
ping値(ネットの応答速度)
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 412 | 271 |
12:00 | 298 | 404 |
14:00 | 326 | 318 |
16:00 | 402 | 483 |
18:00 | 303 | 351 |
20:00 | 264 | 505 |
22:00 | 458 | 659 |
平均 | 351.71 | 427 |
一応HOME01のほうがいいって結果になりました。
(数値が低いほうが反応速度速い)
ですが、こんな数値ではシューティング系オンラインゲームはできませんね。
光回線ならこれの10分の1以下です。
WiMAXのような無線でやりとりするネット回線は向いてません。
スマホの実測値
下り・ダウンロード速度の実測値
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 55.57 | 50.56 |
12:00 | 50.29 | 50.35 |
14:00 | 52.59 | 52.68 |
16:00 | 52.68 | 47.44 |
18:00 | 35.90 | 50.82 |
20:00 | 52.11 | 46.74 |
22:00 | 54.26 | 45.88 |
平均 | 50.49Mbps | 49.21Mbps |
スマホのダウンロード速度もHOME01が勝利!
なんですがほとんど差はなし。
HOME01は「高性能アンテナ」のほか「ビームフォーミング」っていう機能が搭載されてるんですが、あまり効果は感じられず。
ちょっと残念ですね。
公式サイトでは約5割向上するってあっただけになんとも言えない結果に(汗)
【ビームフォーミングとは?】
HOME01とWi-Fi接続する端末(スマホなど)へ発射する電波を効率的に届くようコントロールする機能。
最初に相手の位置を特定して集中的にWi-Fi電波が届くよう発射するので、端末側はあまり動かさないほうがいいかもしれません。
上り・アップロード速度の実測値
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 16.05 | 18.30 |
12:00 | 14.19 | 15.89 |
14:00 | 15.23 | 14.37 |
16:00 | 13.38 | 15.30 |
18:00 | 11.87 | 12.81 |
20:00 | 14.23 | 8.04 |
22:00 | 15.48 | 11.49 |
平均 | 14.35Mbps | 13.74Mbps |
アップロード速度も新機種HOME01の勝利。
とはいえこちらも驚くほどの差は見られませんでした。
ビームフォーミングさんはせっかく必殺技っぽいネーミングしてるんだからもっと頑張ってもらいたい。
ping値(ネットの応答速度)
HOME01 | L01s | |
---|---|---|
9:00 | 72 | 53 |
12:00 | 73 | 41 |
14:00 | 51 | 127 |
16:00 | 62 | 75 |
18:00 | 58 | 70 |
20:00 | 43 | 52 |
22:00 | 60 | 59 |
平均 | 59.86 | 68.14 |
デスクトップパソコンと有線接続してるときよりは圧倒的に速くなってます。
一応HOME01が上となりましたが、わずか10程度の差なんて誤差みたいなものですね。
まぁでもこれくらいの応答速度なら、スマホアプリゲームくらいは問題なくできるんじゃないかと。
以上、実測値を比較した結果「WiMAX HOME 01」をおすすめします。
HOME01を契約するならこの業者
WiMAX業者は30社ほどあり、そのほとんどでこのモデルを契約可能です。
契約の縛り期間は1~4年があって、3年プランが一番安くなります。
プロバイダによって通信環境や対応エリア、つながりやすさは変わらないため、料金で選ぶのがベスト。
そこで3年プランの料金を比較してみましたが、HOME01はほぼ販売終了しています。
現在は次期モデル「HOME02」に切り替わっているのでそちらをおすすめします。
参考記事
⇒HOME 02の業者別料金を比較
まとめ
新機能がもりもり搭載された新しいWiMAXホームルーター「WiMAX HOME 01」と、ライバルメーカーの機種「Speed Wi-Fi HOME L01s」の実測値を比較しました。
計測環境によって違いはありますが、HOME01のほうが速い結果になってくれてホッと一安心。
L01sのメーカー「ファーウェイ」さんは最近逆風が吹いてるだけに、NECプラットフォームズさんにはこの調子で頑張ってもらいたいものです。