いまWiMAXを契約するときに選べる機種は、業者によって違いますが1~5種類程度あります。
その中でWiMAX端末の2大メーカーが製造販売する次のモデル、
- NECプラットフォームズ
「WiMAX HOME 01」
(据え置きタイプのルーター) - ファーウェイ
「Speed Wi-Fi NEXT W05」
(携帯タイプのルーター)
をピックアップ。
発売からかなり経ち、いまではほとんどのWiMAXプロバイダで販売終了してしまいましたが、中古で安く運用したい人には最適な端末です。
そこでこの2機種ならどっちを選ぶといいのか?について、デザインや仕様、注目機能などについて比較しました。
どちらか迷っている人はぜひ参考にしてください。
WiMAX HOME 01 vs W05を徹底比較!
まずは簡単にそれぞれの特徴を紹介していきます。
注目ポイントを比較
WiMAX HOME 01の特徴
- シンプルな見た目
- WiMAX最小サイズのホームルーター
- WiMAXハイパワー搭載
- ワイドレンジアンテナ搭載
- ビームフォーミング搭載
- au 4G LTE回線も利用可能
1.シンプルな見た目
あくまでわたし個人の印象ですが、癖のないシンプルな見た目は好印象ですね。
白一色で和洋どんなインテリア・色の部屋にも合うデザインが素敵。
昔のルーターのようにアンテナが外部に出ていないのも○。
2.WiMAX最小サイズのホームルーター
ホームルータータイプの端末の中でも一番小さいボディなので可愛らしいのも○。
デスク上に置いておいても窮屈な感じはしません。
3.WiMAXハイパワー搭載
NECプラットフォームズ渾身の新機能がこれ。
このメーカー製品の2世代前モデルから電波の受信能力アップ機能を追加してきましたが、今回は発信能力を向上させてきました。
同時期に発売された携帯型「WX05」にも同じ機能が搭載されてますが、HOME01のはホームルーター型だけにパワーが違います。
WX05が約20%改善なのに対し、HOME01の通信速度改善率は約70%!
(公式サイト記載の値)
それだけ電波発信能力が上がるということは、今まで電波弱くて安定感なかった部屋でも改善される可能性ありですね。
4.ワイドレンジアンテナ搭載
本体の奥行きが長くなっている原因の1つがこのワイドレンジアンテナにあり。
上の画像の緑色の板みたいなのがそれで、矢印のようにいろんな縦・横・奥行の3方向で電波を拾います。
これにより受信能力が約50%アップ!
そしてアンテナサイズを小さくできる「μSRアンテナ」というものも新たに搭載。
(読みはたぶんミューエスアールアンテナですが詳細はわからず)
HOME01はこのおかげでコンパクトサイズを実現してるんですね。
5.ビームフォーミング搭載
送信はWiMAXハイパワーで、受信はワイドなアンテナで協力になったHOME01。
そしてさらにWi-Fi電波の発信を効率化させる「ビームフォーミング」機能も搭載。
たとえばHOME01が窓際に置いてあり、スマホを部屋の入口ドア付近で接続したなら、あなたのスマホに発信したWi-Fi電波を集中的に届くよう制御してくれる機能です。
とことん繋がりやすさに力を入れている機種ですね。
6.au 4G LTE回線も利用可能
WiMAX端末の多くは「WiMAX2+」「au 4G LTE」の2回線使えるんですが、2世代前のNECプラットフォームズ端末は「WiMAX2+」回線だけでした。
それまでライバルメーカー「ファーウェイ」だけの機能だったものの、いまではこちらもしっかり対応しています。
HOME01ならではの機能ではないものの、au 4G LTE回線はより安定感のある回線なので、電波が途切れがちな時にあると便利です。
Speed Wi-Fi NEXT W05の特徴
- スポーティーな見た目
- WiMAX最速モデル
- ハイスピードプラスエリアモード自動切り替え機能
1.スポーティーな見た目
色はブラック×ライム/ホワイト×シルバーの2色あり。
細長い&角ばってて鋭利な印象を与えます。
個人的にはスピード感を感じるデザインですね。
台座(クレードル)のデザインもピッタリ合わせてあって、本体をセットすると気持ちいいくらいマッチしています。
ちょっとサイズは大きめですが、イメージ通りスピードを求める人にはおすすめ。
2.WiMAX最速モデル
WiMAX最高速度(理論上の値ですが)758Mbpsに対応しているモデルがこれ。
HOME01が通信の安定感重視なのに対し、W05は最高速重視ですね。
ただデメリットが1つ。
最高速度に対応するエリアが東京・大阪・名古屋の中でもさらに一部地域に限定されてしまいます。
人口が多い場所なので該当する人も多いと思いますが、私のような地方民に冷たいのが憎らしい・・・。
該当しない人は最高440Mbpsにとどまります。
3.ハイスピードプラスエリアモード自動切り替え機能
これも最高速度を堪能するための機能です。
バッテリー可動のW05では、外で使うときにバッテリーセーブできるモードも用意されています。
ただ家に帰ってきて専用クレードルにセットしてるときは、バッテリー消耗を気にせずフルパワーで使えます。
となるとセーブモードから切り替える手間がかかるんですが、W05ではクレードルにセットするだけで自動切り替えしてくれます。
本来なら
電源ボタン押してディスプレイ表示
→ロック解除
→設定画面開く
→ハイスピードモードを選択
という段階を踏まなければいけません。
でもW05ならそれがいらないので地味にありがたい機能ですね。
本体仕様を比較
機種名 | WiMAX HOME 01 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ | HUAWEI (ファーウェイ) |
本体カラー | ホワイト | ブラック×ライム ホワイト×シルバー |
サイズ | 幅 70mm 高 155mm 奥行 100mm | 幅 135mm 高 55mm 厚 12.6mm |
重さ | 338g | 131g |
対応回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE |
下り最大速度 | 440Mbps | 758Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps | 75Mbps |
連続通信時間 | - | 約540分 (WiMAX2+/ ノーマルモード) |
連続待受時間 | - | 約850時間 (WiMAX2+/ クイックアクセスモードOFF時) |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz対応 IEEE802 11a/b/g/n/ac ビームフォーミング対応 | 2.4GHz/5GHz対応 IEEE802 11a/b/g/n/ac ビームフォーミング対応 |
同時接続台数 | 最大22台 (LANポート2台 Wi-Fi2.4GHz 10台 Wi-Fi5GHz 10台) | 最大10台 |
SIMサイズ | nanoSIM | nanoSIM |
電源 | ACアダプタ 100V AC ± 10% 50/60Hz 12V DC | バッテリー (2750mAh) |
インターフェース | LANポート×2 (1000BASE-T/ 100BASE-TX RJ45) | USB2.0 TypeC-A変換ケーブル |
充電時間 | - | 約120~130分 |
クレードル(別売) | - | 定価3553円 (プロバイダによる) |
ホームルーターとモバイルルーターの特性上、電源供給方法が全然違います。
当然コンセント直結で電力が得られるHOME01のほうがパワフル。
バッテリー駆動のW05はそのあたりに制限あり。
W05を自宅で使うなら充電しっぱなしで使えるんですが、ずっと受電し続けているとバッテリー膨張しやすいのでやめましょう。
(私の場合は1年くらいで膨張し始めました)
使い方で比較
自宅で利用するシチュエーション
WiMAX HOME 01の場合
ホームルータータイプなので、自宅だけで使うつもりならこちらが最適です。
バッテリー駆動じゃないため電池の劣化を気にせず電源入れっぱなしで使えること、またパワフルな出力によって電波の安定性や繋がり安さでは上です。
Speed Wi-Fi NEXT W05の場合
モバイルルータータイプなのでさすがにHOMEの01には劣りますが、極端な性能差は感じられませんでした。
HOME01のダウンロード速度が50Mbpsだとしたら、W05は40Mbpsとかそのくらい。
W05だから全然ダメとはなりません。
ただバッテリー駆動なので、充電しながらの利用はできるだけ避けたほうがいいです。
といってもクレードルにセットしたまま使うときは仕方ないんですけどね・・・。
どっちがいい?
自宅で使う専用のHOME01がベストです。
外で利用するシチュエーション
WiMAX HOME 01の場合
ホームルーターなので外では使えません。
電源コードを持ち歩けばカフェなどで使えないことはありませんが、現実的ではないですね。
コンパクトサイズと言ってもHOME01を持ち歩くのは邪魔すぎます。
Speed Wi-Fi NEXT W05の場合
バッテリー駆動なので本来は外で使うためもモデル。
外出中に使うならW05を選びましょう。
どっちがいい?
モバイルルーター型のW05がベストです。
大人数で同時利用
WiMAX HOME 01の場合
ホームルーターとしては少なめですが、HOME01ならWi-Fiで20台まで同時接続できます。
たくさんの友達が集まった時、ちょっとした小規模セミナーなどでネット接続するには十分でしょう。
Speed Wi-Fi NEXT W05の場合
Wi-Fiで10台まで同時接続できます。
仲間内で集まったときに使うくらいなら全く問題ありません。
ただ通信データのやりとりが多ければバッテリー消耗も早くなります。
あまり長時間使うのには向いていません。
どっちがいい?
人数とシチュエーションによりますが、10人以下ならどちらでも問題なし。
より快適さを求めるなら、繋がりやすさ・安定性が上のHOME01がおすすめです。
どっちを買うべき?
それぞれの用途どおり、自宅だけで使うならHOME01、外でも使うならW05となります。
W05も十分自宅で使えますが、光回線の代わりにしたいならHOME01がベストですね。
スマホのデータ通信量節約が目的ならW05を一緒に持ち歩くのが最適です。
ただW05なら家でも外でも使える分メリットは多いです。
どっちか迷うならW05がいいでしょう。
プロバイダ料金を比較 契約するならココ
※お知らせ
HOME02が登場し、HOME01はほとんどのプロバイダで販売終了しています。
いまから契約するのであればHOME02がおすすめです。
ここでは全体の9割が選ぶ(※)データ使い放題「ギガ放題プラン」をピックアップし、3年プランの合計金額で比較していきます。
※GMOとくとくBB情報から
初期費用、税金などは除き、月額基本料と特典だけで計算しています。
順位 | プロバイダ | HOME01 3年総額/ 月額平均 | W05 3年総額/ 月額平均 |
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- | カシモWiMAX | 販売終了 | 販売終了 |
- | DTI WiMAX | 販売終了 | 販売終了 |
- | GMO とくとくBB | 販売終了 | 販売終了 |
- | Broad WiMAX | 販売終了 | 販売終了 |
- | BIGLOBE | 販売終了 | 販売終了 |
- | So-net | 販売終了 | 販売終了 |
- | UQ WiMAX | 販売終了 | 販売終了 |
- | @nifty | サービス終了 | サービス終了 |
どうしてもHOME01やW05のような旧機種を契約したい人は、SIMカードのみ契約できるUQWiMAXを選ぶか、安いところで契約して中古で購入しましょう。
当サイトとしてはUQWiMAXは端末価格が高いため中古購入をおすすめします。
HOME01とW05の中古ならかなりお手頃価格で売られています。
メルカリなどで安く手に入れられれば、格安SIMやWiMAXのSIMカードのみ契約で運用するのに最適です。
まとめ
固定設置タイプの「WiMAX HOME 01」と、携帯タイプの「Speed Wi-Fi NEXT W05」を比較しました。
利用用途が違いすぎるので比較するようなものでもありませんが、自分の目的・使い方に合わせて選びましょう。
いまなら中古価格も安く、スペックも不自由しないレベルなのでおすすめです。