日本メーカー製のWiMAXホームルーター「WiMAX HOME 02」を購入しました。
本体を見ての第一印象は1つ前のモデル「HOME01」に比べてとにかく「小さい!」
おそらくWiMAX以外のものも含めてホームルーター最小モデルじゃないかと思います。
ただ、これだけ小さいとアンテナなども小さくなるでしょうしスペック面が心配になってきます。
そこでこのページでは、スペック面はどうなのか、またスマホアプリを使って速度を計測しつつHOME02の見た目や機能をレビューしていきます。
WiMAX契約前にぜひ参考にしてください。
WiMAXホームルーター「HOME02」をレビュー!
HOME02を開封していきます
梱包されてるダンボールからしてすでに小さい!
といっても写真だけじゃわからないですね(汗)
HOME02の箱も小さいんですがわからないと思うので、同日発売されたモバイルルーター「WX06」のと重ねてみました↓
高さ以外は一緒のサイズですね。
ホームルーターもここまでサイズダウンしたんだな、と感慨深い。
箱の中にはHOME02本体がみっちり詰まってます。
中身はこれだけ。
HOME02の内容物一覧
- HOME02本体
- ACアダプター
- 取扱説明書 つなぎかたガイド
- Alexa音声操作利用ガイド
- Wi-Fi設定シート(シール)
以上5点が入っています。
有線LANケーブルはついてないので、有線で接続したい人は自分で用意しなければいけません。
アマゾンなどに500円くらいで売ってるので購入しておきましょう。
でも箱のスペース的に入らないこともないので、それくらいは付けといて欲しかったかな、とは思います。
ほか、HOME02の箱が入っていた梱包ダンボールに「納品書」「販売年月日証明シール」「SIM設定の説明書」が入っていました。
詳細版の取扱説明書はNECホームページでダウンロードできます。
こちら
⇒https://www.necplatforms.co.jp/support/wimax/wh02/manual.html
紙版は押し入れなどにしまってしまうと取り出すのも面倒なので、スマホなどにPDFファイル版をダウンロードしておきましょう!
HOME02の見た目をレビュー
ホント小さい。
これだけコンパクトサイズになるとアンテナも小さくなるでしょうし、速度面が心配ですねー。
右斜め上から見てもとにかく小さい。
で、小さい小さい言ってても伝わらないので、WX06をクレードルにセットした状態と比較してみました↓
WX06+クレードルとHOME02を並べてみた
高さ以外で面積的には似たようなサイズ感です。
WX06についてはこちらでレビューしているのでぜひ。
参考記事
⇒WX06をレビューしました!
ついでに旧機種「HOME01」ともサイズ比較してみました↓
HOME01とHOME02を並べてみた
だいぶ小さくなったのがわかるはず。
ただ、個人の好みの問題ですが、デザイン性はイマイチかな?
それほどオシャレだとは感じませんでした。
つづいて速度計測のために準備していきます。
SIMカードをセット
SIMカードのサイズは一番小さいnanoSIM。
WiMAX業界では少し前からmicroSIM→nanoSIMにサイズ変更されているため、中古で買った時にサイスが合わない可能性もあるので注意しましょう。
で、HOME02本体の背面に挿入口があるので、上の画像のように挿入します。
カチッとなったら固定されて出てこなくなり、もう一度押し込めばまた取り出せます。
ACアダプタはコンセントにHOME01のものが挿しっぱだったので、そのまま流用したところ問題なく動きました。
スペック表の最大消費電力は同じなので大丈夫なはず。
アクセスポイント、ネットワーク名は
「WXHM_N32_xxxxxx(端末固有の文字列)」
WiMAX=WX、HOMEルーター=HM、NECプラットフォームズ=N、端末名称「NAS32MWU」=32だと思います。
ちなみに「HOME01」は31になっています。
ではいよいよ速度計測結果の発表へ。
サイズ縮小の弊害は果たしてあるのか?!
HOME02の速度を計測&レビュー!
計測環境・条件
- 地方都市
- WiMAX基地局は1km圏内に1か所あり
- 平日18:00過ぎに計測
- RBB SPEEDアプリを利用
- 使用スマホはiPhone SE
- アンテナは4本立ってる状態
- モードはハイスピードモード
- WiMAXは2.4GHz帯を使用
- 本体から10cmくらいの位置にスマホを置き計測
- 平均値は四捨五入
通信環境はWiMAX基地局との距離や間にある障害物、電波干渉の状況によるところが大きいので、あくまで参考地としてご覧ください。
まずはHOME02の速度から↓
HOME02の実測値
- ダウンロード速度・・・平均52.81Mbps(50.84/57.11/50.47)
- アップロード速度・・・平均10.60Mbps(11.81/6.35/13.65)
- ping(応答速度)・・・平均41(46/37/40)
平均50Mbps以上出ているので、過去のモデルと比較してもトップクラスに速い結果となりました。
アップロード速度はぼちぼちって感じです。
応答速度はWiMAXにしては十分速いんですが、固定回線なら10を切るレベルなのでオンラインゲームには向いてないですね。
(私が所有する他のWiMAX機種は50くらいになることが多かった)
HOME01の実測値
- ダウンロード速度・・・平均52.76Mbps(47.01/49.98/61.28)
- アップロード速度・・・平均15.15Mbps(16.48/15.87/13.11)
- ping(応答速度)・・・平均69(113/47/47)
HOME02と同じく平均50Mbps以上なら我が家で最速レベル。
それどころか危うくHOME02を超えるところでした(汗)
新機種の面目を保ててよかったです。
ping値は1つ異常値になってますが、WiMAXのような無線インターネットは不安定なのでたまに出ます。
今回HOME02は安定してましたが、たまたまそうだっただけであと10回も計測すれば1度くらいは3桁の数値がでるんじゃないかと。
新旧モデルの速度比較
HOME02 | HOME01 | |
---|---|---|
ダウンロード速度 | 52.81Mbps | 52.76Mbps |
アップロード速度 | 10.60Mbps | 15.15Mbps |
ping(応答速度) | 41 | 69 |
赤文字が速い方です。
ダウンロード速度はほぼ一緒でした。
誤差の範囲ですね。
残念ながら「めっちゃおすすめです!」と言えるほどの進化はなかったんですが、コンパクト化されて性能落ちてもよさそうな状況の中でこれなら十分おすすめできます。
対してアップロード速度はけっこう差が開いてますね。
計測時間が10分ほどずれてるのが影響したってことはないと思いますが・・・。
まぁネット回線の快適さはダウンロード側が中心なので、これならあまり気にしなくてもいいレベルです。
ping値はだいぶ差が開きましたが、これはスペックうんぬんでそうそう変わるものでもありません。
過去機種の計測結果からみても、WiMAX回線ならだいたい50~60くらいになります。
au回線を併用するハイスピードプラスエリアモードや5GHz帯のWi-Fi電波を使うモードにすればもっと速くなると思いますよ。
ただハイスピードプラスエリアモードは契約プランによって余分にお金がかかるので最初から使わないことを前提にしたほうがいいです。
また、5GHz帯のWi-Fiは電波法の都合で室内しか使えないと決められているので気を付けてください。
(ホームルーターなので大丈夫だとは思いますが)
HOME02とHOME01ならどっちがいい?
HOME02とHOME01はほぼ同じ性能と言ってもいいかと。
正直もっと進化してて欲しかったかな、とは思いますが、劣化したわけじゃないなら及第点と言えます。
なので見た目で好きな方を選んでも問題ないですね。
ただWiMAXプロバイダでは、すでにHOME02しか扱ってないところも増えていますし、安く契約できる業者はHOME02しか選べません。
WiMAXプロバイダはどこで契約しても通信環境はほぼ一緒なので料金で選ぶのが最適解です。
よってHOME02を契約することをおすすめします。
最安業者を調べました
⇒WiMAX HOME 02のキャンペーン比較
まとめ
WiMAXホームルーター「WiMAX HOME 02」本体と速度をレビューしました。
他のホームルーターに比べて圧倒的なコンパクトさが魅力のHOME02。
旧シリーズから劇的な進化はなかったものの、安定した通信環境を提供してくれるホームルーターだと思います。
自宅や自分用にインターネット環境が欲しい人にはおすすめできるホームルーターです。