7/15~、ワイモバイルで5Gサービスが始まりました!
その翌日に、ソフトバンクとワイモバイルから5G対応モバイルルーターが登場!
- ワイモバイル版 Pocket WiFi 5G A102ZT
- ソフトバンク版 Pocket WiFi 5G A101ZT
型番が異なるだけで性能はどちらも同じですが、ここではモバイルルーター市場でよりシェアの大きいワイモバイル版の「A102ZT」に注目して徹底解説していきます。
A102ZTのスペックや注目機能、料金プランを中心にまとめているのでぜひ参考に!
ワイモバイル「Pocket WiFi 5G A102ZT」を徹底解説!
Pocket WiFi 5G A102ZTのデザインをチェック!
サイズ:幅141×高69×厚15.9mm
重さ :約240g
シンプルなデザインで、表と裏がネイビーとグレーのツートンカラーになっています。
落ち着いた色合いですね。
個人用としても、ビジネス用途でも浮くことなく使えそうです。
ライバルとなるWiMAX・auの5G対応モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」がスマホ型になっているため、こちらは従来通りのモバイルルーターそのものな見た目ですね。
関連記事
⇒Galaxy 5G Mobile Wi-Fi登場!スペックや料金は?
それだけにこれまでと同じような操作性になりますし、ある意味乗り換えやすいと言えそうです。
A102ZTのスペック・仕様
メーカー | ZTEコーポレーション |
---|---|
通信回線 | 5G(Sub6) FDD-LTE(4G) TDD-LTE(4G) AXGP(4G) |
サイズ | 幅141mm 高69mm 厚15.9mm |
重さ | 約240g |
連続通信時間 | 5G 約5時間 FDD LTE 約7.5時間 AXGP 約9時間 |
連続待受時間 (無線LANオフ時) | FDD-LTE 約630時間 AXGP 約650時間 |
最大通信速度 (5Gの場合) | 下り最大2.4Gbp 上り最大110Mbps |
最大通信速度 (4Gの場合) | 下り最大838Mbps 上り最大46Mbps |
バッテリー容量 | 5300mAh |
対応Wi-Fi規格 | a/b/g/n/ac/ax |
同時接続台数 | 最大30台 |
インターフェース | Type-C USB3.1 |
外部メモリ | × |
対応周波数 (国内) | 5G n3/n28/n77/n78 FDD-LTE 1/2/3/4/8/11/12/17/28 TDD-LTE 41/42 3G 1/2/4/8 GSM - |
対応周波数 (海外) | 5G n3/n28/n77 FDD-LTE 1/2/3/4/8/11/12/17/28 TDD-LTE 41/42 3G 1/2/4/8 GSM - |
Massive MIMO対応 | ○ |
国際ローミング | LTE AXGP 3G |
付属品 | USBケーブル(Type A/C) |
クレードル | 別売品 |
最も注目されるのは5G対応による速度面の向上ですが、バッテリー容量、接続台数もこれまでのモデルより大幅にパワーアップしています。
A102ZTの注目性能・機能
5G対応による最大速度
最大ダウンロード速度2.4Gbpsは、同じメーカー製の1つ前のモデル「803ZT」(838Mbps)の約3倍。
アップロードの110Mbpsも、同モデルの46Mbpsと比較して2倍以上にパワーアップしています。
速度面に関しては一般的な光回線インターネット(1~2Gbpsを想定)以上になりました。
もちろん理論上の最大速度でしかないため、実際使ってみると最大速度どころか1Gbpsを超えることもなかなか難しいと思います。
ですが、上限が高いほどゆとりをもって使えるため、端末への負担も減って長く使えるでしょうし、バッテリー持ちも良くなると考えられます。
大容量バッテリー搭載
前機種「803ZT」の3000mAhに対し、A102ZTでは5300mAhに容量アップ。
5G回線を使うときにバッテリー消費量は増えそうですが、ずっと使い続けるわけではありませんし、そもそも現状まだ5Gに対応していないエリアの方が多いです。
前機種と同じ条件で使うシチュエーションでは圧倒的にA102ZTが長く使えるでしょう。
調査会社のアンケート結果でモバイルルーターに求めらえる要素の上位に入ったバッテリー持ち。
A102ZTなら十分満足できるレベルと言えそうです。
同時接続台数30台
旧機種が最大16台、WiMAXなどのライバル機種も最大16台なのに対し、A102ZTではホームルーター並みの30台同時接続が可能です。
それだけあっても使うシチュエーションはなさそうですが、キャンプなどみんなで集まったときにフリーWi-Fi的に共有するなら活躍してくれそうですね。
16台もあれば十分と思いますが、これも上限が多くゆとりがある方が端末負担を減らせるはず。
スペックが高いほどメリットはあるでしょう。
ソフトバンク版「A101ZT」との違いは?
完全に同じ物を使っているため端末スペックやデザインは完全に一緒です。
端末価格もワイモバイルと同じ税込28800円となっています。
違うのは料金プランですね。
詳細は料金プランの項目で解説しています。
ワイモバイルの5G対応エリアは?
5G対応基地局設置は急ピッチで進められていますが、現行の4G回線並みになるのはまだ来年、再来年くらいになりそうです。
関東エリアの5G対応状況をチェックするとこんな感じでした↓
関東エリアの5G対応エリア
東京の都心部でもまだ全エリア対応ではありません。
しばらくは4G回線での利用がメインとなりますね。
とはいえこれはワイモバイルに限った話ではなく、ドコモやau(WiMAX)の5Gルーターでも似たような状況です。
今後の急速なエリア拡大に期待しましょう!
ワイモバイルの5Gプラン料金は?
A102ZTの端末代
- 新規契約・・・税込10800円
- 機種変更・・・税込28800円
一括か36回の分割払いが選べます。
au(WiMAX)の5Gモバイルルーターが22000円弱だったため、少し高めな価格設定ですね。
ちなみにWiMAXプロバイダでは端末0円で契約できるところもあるため、金額的には有利です。
5G対応プラン「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)の料金
基本料金(月7GBまで)
- Pocket WiFiプラン2(ベーシック)・・・4065円(税込)
オプション料金
- アドバンスオプション・・・752円(税込)※初月無料
- 故障安心パック・・・550円(税込)
- ワイドサポート・・・550円(税込)※新規は初月無料
多くの人はアドバンスオプションを付けると思います。
使い放題あり契約の場合
- 月額料金・・・4812円(税込)
安いWiMAXプロバイダの料金と大きく違わないレベルです。
関連記事
⇒WiMAX5Gプランの料金比較
ソフトバンクの5Gプランとの違いは?
ソフトバンクは月50GBまでの容量制限ありで、料金は月5280円(税込)と割高です。
内訳は以下のとおりです↓
- 基本プラン(データ)・・・ 1078円(税込)
- データプラン50GB(データ通信)・・・4202円(税込)
ワイモバイルのようにアドバンスオプションを付けて使い放題にできないのが不利な点。
契約するならワイモバイルの「A102ZT」をおすすめします。
5G回線が使えるのは月7GBまで
ワイモバイルでは通常月7GBまでのプランを契約することになります。
使い放題にしたなら、そこへアドバンスオプションを付ける形式。
ですが、アドバンスオプションは5Gが使えないと記載されています。
となると5G回線を使えるのは月間7GBまでということに。
WiMAXでは月15GBまでなのでかなり見劣りしてしまいます。
せっかくの高速環境でこの容量はちょっと惜しい!
もう少し頑張って欲しいですね。
従来のプラン契約者はどうなる?
5G対応になり料金据え置きで使い続けられるようです↓
プラン変更による費用も発生しません。
モバイルルーターのライバルでもあるWiMAXは5G専用プランが別になっているため料金は割高。
対してワイモバイルはそのままなのはかなり良心的ですね。
ただし5Gは対応する端末がなければ結局使えません。
A102ZTに機種変更すると端末代28800円(税込)が必要です。
新規契約なら税込10800円となるため、18000円割高になります。
5G対応エリアもまだ狭いですし、現契約の更新月まで待って解約→新規契約がいいですね。
Pocket WiFi 5G A102ZTは買い?
これまでの4Gプランと料金が同じですし、他社の5Gプランとも大きな料金差はありません。
またA102ZTの端末スペックも高く、こちらも他社製品い劣る部分は見当たりません。
これまでワイモバイル(もしくはソフトバンク)のポケットWi-Fiを使ってきた人にはおすすめです。
WiMAX(au)・ドコモのルーターを使ってきた人は基地局の位置などで通信環境が変わってくるため、一度ワイモバイル(ソフトバンク)ルーターをレンタルなどで試してからが安心です。
まとめ
ワイモバイル初の5G回線対応ルーター「Pocket WiFi 5G A102ZT」を紹介しました。
デザインは従来製品を踏襲したものでしたが、5G対応によって大幅に性能アップしています。
料金もこれまでと同じなので割高感もありません。
まだ5G対応エリアが狭い点だけ気になりますが、近い将来エリアが広がるのは間違いありませんし快適に使えるようになるでしょう。