久しぶりにワイモバイルからスペックがパワフルになった新機種「Pocket WiFi 801HW」が登場しました。
ここ2年ほど見た目の可愛らしさや海外で使えるなど機能にこだわったモデルは発売されていましたが、スペック面で目立ったものがなかったんですよね。
でもWiMAXが1Gbps超えの「Speed Wi-Fi NEXT W06(以下W06)」を発売し、続けてワイモバイルも発売しました。
そこで、WiMAXとワイモバイルそれぞれの最強モデル「W06」と「801HW」をいろいろな面から比較。
2つの端末や通信速度、対応エリア、利用料金などに注目し、どっちがいいのか?を調べてみました。
W06 と 801HW、どっちを選ぶべき?
見た目を比較
サイズ
801HW: 幅128.4×高65.6×厚13.8mm
ほぼ同じサイズ感ですが、W06のほうが僅かに小さめ。
801HWは同じメーカーがドコモ向けに製造している「HW-01L(幅130×高66×厚13.8mm)」のほうがより近いサイズになってます。
正面デザイン
遠くから見ると一緒に見えます。
製造メーカーが一緒なのでパーツ流用してるんでしょうね。
背面デザイン
背面からの見た目は完全に同じといっていいかと。
つや消しメタリックで質感も一緒です。
本体カラー
W06はホワイト×シルバー、ブラック×ブルー(前面/背面)の2色なのに対し、801HWは裏表ネイビーの一色のみラインナップされています。
統一感や高級感では801HWのほうが上に感じられます。
端末スペックを比較
製造メーカー
2機種とも中国の巨大企業「HUAWEI(ファーウェイ)」製品です。
日本でもSIMフリースマートフォンでシェア1位ですし、モバイルルーターではWiMAXやワイモバイル、SIMフリーなどで一番売れてる端末を出してます。
(BCNランキングデータより)
常に業界最速モデルを出し続けているだけに、技術力に不安はありません。
ただ最近は日本でもファーウェイ製基地局拒否などによるブランドイメージ低下の影響もあって、この2モデルがどうなるかはわかりません。
ワイモバイル側は1つ前の最速モデル「603HW」もファーウェイ製だったので選択肢がないのはデメリット。
(他のモデルも別の中国メーカー製です)
WiMAX側は日本メーカー製品も選べる分有利と言えるでしょう。
日本製WiMAXルーターならこれがおすすめ
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最大速度(下り/上り)
801HW: 972Mbps/37.5Mbps(Wi-Fi:588Mbps)
上り、下り、Wi-Fi接続時すべてでW06のほうが高速通信可能です。
ただし!2機種ともUSBケーブル接続時の最大速度となるため、Wi-Fiで繋いでいるときはかなり下がってしまいます。
また使うエリアによっても速度が違ってくるため、基本的に都市部以外に住んでいる人はこの環境では使えないと思っておきましょう。
詳しくは下にある「対応エリアを比較」の項目で解説しています。
バッテリー持ち (容量/通信時間/待ち時間)
801HW: 3000mAh/約8~10時間/約900時間
2機種ともバッテリー容量は同じ。
ですが、W06側は速度とバッテリー消費のバランスを取った「ノーマルモード」設定時の数値なので、1ギガビット超えの最大パフォーマンスで使った場合、半減すると思っておいてください。
満充電時におけるおおよその持ち時間↓
セーブモードなら12時間以上使えますが、最大パフォーマンス時は4時間持たないレベル。
対して801HWは省電力オフ時でも約8時間使えるとスペック表にはあります。
となると801HWのほうが快適なモードでは長く使えそうですね。
同時接続台数
801HW: 16台
これまた2機種ともまったく同じ数値なので引き分け。
16台も同時接続できれば十分すぎるレベルですし、そもそもこれほど多くの端末を接続する機会ってないと思います。
台数に関してはどちらを選んでも問題ないですね。
ただWi-Fi接続の快適性の面で言えば、W06には「ビームフォーミング」という新機能が搭載されています。
これは接続端末側がWi-Fi電波を受け取りやすいよう発射する機能。
これにより安定性や通信速度アップが期待できる分W06のほうが有利と言えるでしょう。
対応エリアを比較
サンプルとして関東地区の対応状況をピックアップしています。
W06の対応エリア
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左のピンクと右のオレンジ部分の両方に対応しているエリアで、さらに東京・埼玉・愛知・大阪の一部なら下り最大1237Mbpsで使える可能性があります。
ややこしいですね(汗)
また宮城、東京、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の一部であれば下り最大958Mbpsで使える可能性あり。
「可能性あり」って何度も書いてるので引っかかる人もいると思いますが、全域ではないので気をつけてくださいね。
それ以外の地域では下り最大440Mbpsとなります。
801HWの対応エリア
最速972Mbpsで使える可能性があるのは青色部分のエリア&東京・千葉・神奈川です。
(Wi-Fi利用時は588Mbps)
W06に比べるとかなり限定的と言わざるを得ません。
また青色部分はアドバンスモードというデータ無制限プランにも対応しているエリア。
それ以外に住んでいる方は月7GBまでなので使い勝手はよくありません。
7GBオーバーすると低速通信モードで使うことになるため快適には使えません。
料金プランを比較
※両方3年プランのみとなります
※公式サイト契約の場合
※税別
プラン | W06 | 801HW |
---|---|---|
無制限 | 0~2ヶ月目 3880円 3ヶ月目~ 3880円 3年合計 154680円 ※端末代15000円含む | 0~2ヶ月目 3696円 3ヶ月目~ 4380円 3年合計 156312円 ※要アドバンスオプション加入 |
月7GB | なし | 3696円 3年合計 133056円 |
2019年10月からUQWiMAXではギガ放題プランに一本化されました。
ワイモバイルより安い料金設定に変更されましたが、端末代が15000円になったため似たような料金設定です。
ワイモバイルは2回線以上契約することで月500円割引される「家族割サービス」があるため、家族や自分がワイモバイルスマホを使っているなら801HWがお得ですね。
(家族割適用時→【無制限】138312円/【月7GB】115056円)
ただWiMAXは公式以外にも数多くの代理店があるんです。
代理店契約なら3万円以上の現金バックキャンペーンや、基本料を毎月割引する特典などがあり公式よりかなり安く使えます。
WiMAXはどこで契約しても通信環境が一緒のため、それら特典のある業者で契約するのがベストな選択です。
安さで業界上位のWiMAX代理店を比較すると、「GMOとくとくBB」が12万くらいでトップクラスに安くなります。
古いモデルならさらに安い代理店もありますが、WiMAX最強モデルW06を契約するなら「GMOとくとくBB」がイチオシです。
初月からずっと安く使いたい派
⇒GMOとくとくBB 月額割引コース
現金をガッツリもらいたい派
⇒GMOとくとくBB 現金バックコース
どっちがいい?
これまで比較してきた結果をまとめてみると、
- デザイン・・・判別不能
- 最大速度・・・W06
- バッテリー持ち・・・801HW
- 同時接続台数・・・イーブン
- 対応エリア・・・W06
- 料金の安さ・・・W06
となります。
バッテリー持ちに関してもセーブモードにすれば801HWと同程度かそれ以上になるため、全体的にWiMAX「W06」のほうが優れていると言えます。
またいちばん大事な料金面でWiMAXのほうが安く使えるので、たとえワイモバイルスマホユーザーで割引サービスを受けられるとしてもWiMAXが安く使えてお得です。
というわけで、当サイトではWiMAX「Speed Wi-Fi NEXT W06」をおすすめします。
まとめ
WiMAXとワイモバイルそれぞれの最速モデル「W06」と「801HW」を比較しどっちがいいのか?をまとめました。
同じメーカー製ではありますが、いろいろな面で「W06」が上回っていました。
どちらを選ぶかで迷っている方はぜひ参考にしたください。