インターネットのサービスが当たり前になった現代では、ネットを使えないとなるとかなり不便に感じる人が多いでしょう。
利用者だけでなく企業側も、インターネットを利用したサービスが大きな成功を収めています。
GAFA(グーグル/アマゾン/Facebook/アップル)と呼ばれる世界トップクラスの大企業もインターネットがあったからこそ生まれたわけですからね。
そんなインターネットの回線サービスとして日本で大きなシェアを誇る「WiMAX(ワイマックス)」。
3000万回線以上普及しているので、中にはこれしかネット接続する手段がない人もいると思います。
そんな人がもし使っているWiMAX端末が故障しようものならあっという間にネット難民の出来上がり。
そこでWiMAX端末がある日突然使えなくなってしまった場合、どうすればいいのか?についてまとめました。
故障したらどうすべき?WiMAX端末が使えないときの対処法
まず「急いで修理に出さなきゃ!」と考える前に、本当に故障しているのかを確認してから次のことを考えましょう。
故障かどうかチェックしたい3つのポイント
- 再起動してみる
- WiMAX端末を初期化してみる
- 電波圏外じゃないかチェック
まずは自分で対処できること、やれることをチェックしていきましょう。
1.再起動してみる
まずはWiMAXのルーターを再起動してみてください。
電源のオン・オフのやり方はここで解説しなくても大丈夫だと思いますが、一応言っておくと端末上部の電源ボタン長押しですね。
Wi-Fiのルーターはパソコンやスマートフォンなどと同様に、OSという端末をコントロールする頭脳的なソフトウェアが搭載されています。
ですから、OSがフリーズしてしまえば一時的に作動しなくなることもあります。
なので、WiMAXルーターの電源を一度切ってから入れ直してみましょう。
それだけで簡単に回復することもあります。
そのまましばらく正常に使えるかを確かめ、頻繁に再起動が必要ならやはり故障といえます。
次のチェックポイントを試してみてください。
2.WiMAX端末を初期化してみる
端末の初期化で回復しないかどうかも確かめましょう。
【端末の初期化方法】
ファーウェイ「Wシリーズ」なら、端末側面に「RESET」ボタンがあるので、細い棒状のもので長押しするだけです。
NECプラットフォームズ「WXシリーズ」は、「設定」→「メンテナンス」→「初期化」(WX05の場合)のように端末内でできます。
これでもダメなら最後は3つ目をチェックしましょう。
3.電波圏外じゃないかチェック
使っている場所がWiMAX電波の圏外だった、ということも案外あります。
もし場所を移動することで電波をキャッチできたなら、端末の故障ではなくて電波状況が原因となっている可能性が高いです。
とりあえず確かめてみてください。
WiMAX公式サイト(UQWiMAX)で対応エリアに入っていたとしても、ビルの谷間だったり地下だったりするとエリア外になることもありますからね。
以上のことを確認した上で、どうにも改善されない場合は契約しているプロバイダ毎に対処していくことになります。
契約中のプロバイダのサポートセンターへ問い合わせるんですが、そのときの対処法も解説しておきます↓
故障だった場合の対処法
補償オプションを付けているなら契約中のプロバイダへ連絡
補償のオプションをつけている場合にはサポートセンターで使い道を説明されることもありますが、基本的にはauショップへの持ち込みとなることが多いでしょう。
なぜならWiMAXはもともとKDDIグループのサービスなので、受付はauとなります。
(2020年に正式にKDDI傘下に入りました)
修理を依頼する際には契約者本人が対象の端末やその保証書、本人確認書類を持参して相談へ行かなければなりません。
修理をしている間、店に在庫があれば代替機を貸してくれます。
しかしスマートフォンと同じように必ず代わりのものが用意してあるわけではありませんので注意してください。
修理期間の目安と修理中の月額料金
場合にもよるんですが、修理にかかる期日は大体2週間程度です。
その期間はまったく使えなくなるので、予め了承しておいてください。
なお、代わりの機械を貸してもらえない場合でも月額料金はいつものように発生します。
その期間だけ料金が免除されることはありませんので、知っておいてください。
どうしても使っていないのに料金を支払うのは嫌だ、と思う人は、近くのauショップにまず問い合わせを入れて、在庫があることを確認してから修理に出すようにしましょう。
もしくは、無料のお試しレンタルサービス「TryWiMAX」をタイミングを合わせて利用するか、有料のレンタルサービスを申し込んでおきましょう。
故障端末の修理費用はどれくらい?
肝心の修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。
サポートセンターにその旨を聞くと、安くても5000円前後、ものによっては端末代と同じくらいの金額、つまり20000円ほどかかることもあるそうです。
そこまで払って古いものを修理するかどうかは人によって違いますが、別の選択肢も紹介しておきます。
修理依頼しない場合の対処法
- 修理期間終了まで待てない
- 修理費用が高すぎる
- 古い機種だったのでこれを機会に買い直す
という人は、諦めて新しい端末を手に入れることも1つの解決法です。
方法としては、現在の契約を一度解約→新しく契約し直すことや、ネットショップで中古のWiMAX端末を購入する、などがあります。
他社へ乗り換えて新品端末をゲットする
契約を解約し、別のプロバイダに乗り換える方法は、端末を無料で手に入れることもできるため安く新品&最新機種をゲットできます。
しかし、解約時に契約解除料が発生する可能性もありので、最初に確認しておきましょう。
たとえば契約から1か月から13か月目までは、19000円、14か月から25か月目は14000円、26か月目(37か月目)は0円、それ以降は9500円という違約金が主流です。
(2019年10月から安くなったプロバイダもでてきました)
9500円なら修理代とみても納得できるレベルといえますが、1万円を超えると中古で買ったほうが得することも多いです。
さらに契約する時のキャンペーン内容によっては、別途違約金が発生する可能性もあります。
修理費用と乗り換え契約、どちらが安いのかを比較してから決めてください。
機種変更でゲットする
一部プロバイダでは機種変更に対応しています。
WiMAX運営元のUQWiMAXや、GMOとくとくBB、BroadWiMAXなどで機種変更できます。
ただ、プロバイダによって20か月以上の利用期間が経過していないと機種変更できないところもあるので注意してください。
参考記事
⇒WiMAX2+の機種変更方法と対応プロバイダ
ショップなどで中古端末を買う
これが一番お手軽でおすすめです。
中古ショップやメルカリなどのフリマなどで欲しい端末を買いましょう。
- プロバイダのサポート外となってしまう
- バッテリーが劣化している可能性もある
- SIMカードサイズが違う場合もある
などのデメリットもありますが、あまり気にするほどでもないですね。
サポート外になっても、故障したらまた中古を買えばいいだけなのであまり関係ないでしょう。
私もメルカリやヤフオクで中古端末を買うことがありますが、違約金以下で買えることがほとんどですね。
バッテリー劣化は運しだいですが、WXシリーズなら3000円くらいで新品バッテリーを買うのもありです。
なおバッテリー消費が早くてまともに使えないパターンなら、これで解決できるはず。
SIMカードサイズも今使ってる端末に入っているSIMカードと同じサイズを使うモデルを選べばまず問題ありません。
が、もしものこともあるので故障したモデルと同じ物を買ったほうが確実ですね。
旧モデルなら2~3000円くらいで売ってますし、一番新しい機種でも1万円くらいで買えるはずです。
アマゾンなどでは10000円程度で売られているのを見かけますよ。
(発売日からの経過期間によりますが)
まとめ
WiMAX端末が故障した場合の対処方法をまとめました。
まずは故障したかどうかの確認を済ませてから、修理依頼か買い換えるか決めていきましょう。
2019年10月からUQWiMAXでSIMカードのみの契約ができるようになり、中古市場も活性化されていくと予想されます。
現に一部中古ショップで以前まで買取不可だった旧モデルも買い取ってくれるようになっています。
ですので、多少コストはかかるかもしれません。
が、フリマアプリならたまに驚くほど安い価格で出品されているのでこまめに探してみてください。