WiMAXを契約できる業者のことをプロバイダといい、現在約30社ほどがサービス提供しています。
となると選んだプロバイダによって回線速度や通信環境が変わってくるのでは?と思っている人もいるんじゃないでしょうか。
そこでこのページでは
- WiMAXの回線速度はプロバイダによって違うのか?
- 機種別の回線速度の違い
- 回線速度が遅くなる原因と対策
について解説していきます。
WiMAXプロバイダごとに回線速度は違うのか?
以前UQWiMAXの無料レンタルサービス「TryWiMAXレンタル」で「WX01」端末を借りました。
しばらくするとUQコミュニケーションズ担当者さんから電話がきてこんなやりとりをしたのでそのままメモっておきます↓
UQ担当者さんとのやりとり一部始終 (細かな部分は覚えてないので多少の違いあり)
UQ:お世話になっております。UQコミュニケーションズの◯◯です。(略)少しだけお時間よろしいですか?
⇒ええでUQ:今どんな感じですか~?
⇒問題なく使えてまっせUQ:わからないことありませんか~?
⇒特にないっすUQ:今回どんな目的で申し込んだんですか~?
⇒繋がるか確認するためっすUQ:この先の予定は~?
⇒いろんなプロバイダ見て一番お得なところ探しまっす
と、ここでのやりとりで気になるフレーズが・・・↓
ほかのプロバイダさんはUQから回線借りてるのでお客様が今回体験されてる回線環境とは違うこともあります。本家UQWiMAXなら今お試しで使われている環境と同じです。
みたいな感じ。
ここの細かい部分はめっちゃあいまいな記憶なんですが、要は「よそのプロバイダはUQから回線借りてるので本家より快適じゃない可能性がある」ということでしょう。
「回線借りてる」の部分だけは確実に言ってましたので。
マジっすか!?
プロバイダってスマホで言うと、ドコモなどのキャリアから回線借りてるMVNO(格安SIM業者)みたいな感じってことなのか?
WiMAX2+もそんな感じなの?
そうだとしたらすごい遅くなるイメージがあります。
格安SIMってお昼のみんなが接続する時間帯とか激遅ですからね。
私もお昼休みにネットで調べ物しようとしたらあまりにも繋がらないのであきらめたことがあります。
今回のやりとりからはWiMAXもそんな印象を受けました。
UQWiMAX以外のプロバイダの回線速度は遅い?
WiMAX比較サイトとかいっぱいあるのでチェックしてみると、WiMAX2+の回線はどのプロバイダでも一緒って言ってる人が多い。
UQさんが言ってることの方が正しいはずですが、どういうことなのか・・・。
個人的にはどのプロバイダも同じだと感じています
私はBroadWiMAXとBIGLOBEWiMAXを契約してるんですが、差は感じません。
またUQWiMAXのトライワイマックスで借りたときより速度を遅くも感じません。
端末の違いはありますが、格安スマホのように劇的な速度差はありませんでした。
少ない検証例ですが、回線速度自体はどこも一緒と考えていいんじゃないかと思います。
スマホのMVNOみたいにキャリア回線の一定割合を借りてるから100%使える家には敵わないって状況とは違うようです。
おそらくですが、UQWiMAXが使っている回線の100%を他社プロバイダも使えていると思われます。
なんでしょうね、担当者さんが契約獲りたいからUQのほうがええで~ってニュアンスで言っただけかな?
たしかに本家が一番安心確実だとは思いますけどね。
でもキャンペーンをみてみるとUQさんのは微妙すぎるんですよね(汗)
キャッシュバック3000円とかたまに出してますが、基本的にありませんからね。
よそは現金キャッシュバック3万円とかでてるとこもあるので絶対損します(汗)
WiMAX機種によってどれくらい回線速度は違う?
自宅で固定回線を利用できない人や外出先でも快適にインターネットを利用したい人にとって、無線でネットに接続できるWiMAX端末は頼りになります。
契約も店頭またはネットで簡単に行うことができて、回線工事不要ですぐに使うことができるのでお手軽です。
WiMAX端末は機種によって使える回線の種類が異なり、複数の回線を切り替えて使うことができます。
※最近は同じになってきました
同じ回線でも最新機種の方が回線速度が良い場合があるので、基本的に最新のWiMAX端末を利用するのが良いです。
ただし、公式が発表している回線速度はあくまでも理論値であり、実際に使用した時の回線速度は異なるので注意が必要です。
旧機種は中古で安いからと言って買わないように
旧機種のWiMAX(無印)時代の端末だと、DATA08は登場時は下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsというカタログスペックでした。
速度は遅くなりますが3G回線に切り替えることが可能でした。
速度制限が無く、月額定額で使い放題なのですが、2020年にWiMAX(無印)が停波したためいまでは使えません。
間違って買わないようにしてくださいね。
買うなら「WiMAX2+」対応モデルにしましょう。
回線速度が遅くなる原因と対策
WiMAXはモバイル回線の一種であり、高速通信を売りにしていますが、利用する状況によっては回線速度が遅いと感じる場合があります。
その原因は、それぞれの状況によって違うため、考えられる原因とその対策を一つずつ見ていきましょう。
単に使いすぎで制限されている
まず挙げられるのは、使い過ぎたせいで速度制限がかかっているという場合です。
WiMAXには2つのモードがあるのですが、そのうちの「au 4G LTE(ハイスピードプラスエリア)」と呼ばれるモードに設定して、その月のデータ量が7GBを超えてしまうと、その時点で128kbpsに回線速度が制限されてしまいます。
ちなみに128kbpsという速度は、テキストが中心になっているサイトの閲覧は可能ですが、動画を観るのは難しいというレベルの速度になります。
そして、同じくau 4G LTEのモードでは、3日間で10GBを超えると速度制限がかかってしまいます。
さらに通常プランで利用している場合も、その月のデータ容量が7GBを超えると速度制限がかかってしまいます。
そして「ギガ放題」と呼ばれるプランでは、3日で10GBを超えると、次の日の18時から8時間程度の間、1Mbps程度に速度制限が行われます。
これらの、使い過ぎによる速度制限への対策としては、データ量をチェックするソフトを使って日々チェックを行うという方法があります。
そして通常プランではデータ量が足りないという場合は、ギガ放題プランに変更するなどの方法があると言えるでしょう。
古い機種を使っている
次に挙げられる原因としては、古いタイプである旧WiMAXを使っている場合です。
新しいタイプはWiMAX2+と呼ばれており、回線速度は最大で440Mbpsという速度が出ますが、古いタイプは最大で110Mbps以下なので、比較するとかなり遅いと言えるでしょう。
対策としては、古いタイプのものを使用している場合は新しいタイプに変更することが一番有効でしょう。
使っている場所が悪い
さらに挙げられる原因としては、電波が届きにくい場所で使っているという場合です。
WiMAXの電波は直進する性質が強いため、建物などの障害物があると電波が届きにくくなり回線速度が遅くなってしまう場合があります。
そして電子レンジや電波を出す機器などが部屋の中にあると、干渉が起こって電波が弱くなってしまう場合があります。
これらの対策としては、まず、端末を窓際に置くという方法があります。
窓際は一番電波の障害が少ないと考えられる場所であるため、電波の受信状態が改善される場合があります。
そして窓際以外にも、電波が届きやすいポイントが見つかるケースもあるため、電波の状態を確認しながら部屋中を調べてみるという方法も有効だと言えるでしょう。
また、金属製のボウルなどを使ってパラボラアンテナのようなものを作り、電波を集めることで改善するという方法もあります。
その他の改善方法としては、先ほども紹介したau 4G LTEというモードを使うという方法があります。
au 4G LTEは、携帯電話の電波を利用している回線なので、利用できる範囲がとても広く、通常のWiMAXの電波が届かないような山間部などのエリアでも利用できる場合があります。
それにau 4G LTEの電波は、建物の中でも届きやすいという性質があるため、障害物により電波が弱くなっているというケースにも有効だと言えるでしょう。
ただしau 4G LTEは、追加料金が1005円(税抜き)がかかってしまいますし、先ほども説明したようにデータ量によって速度制限があるため、利用する際はその点に注意しましょう。
また、インターネットの動作が悪く、回線速度が遅いことが原因かもしれない思った場合は、速度を測定できるサイトなどを利用して実際にどれだけ遅くなっているのかを確かめてみることも重要でしょう。
まとめ
WiMAXの回線速度についていろいろ調べてみました。
私もUQから電話かかってきた時は「へ~そうなんだぁ~」で流してしまったんですが、ちゃんと聞けばよかったんですけどね。
でもわざわざこっちから電話したくなかったり・・・。
ネット上で実際に使われている人たちのレビューをみると、UQもその他プロバイダも回線速度に違いはないって声ばかり。
また私自身もそう感じているので、どこで契約しても通信環境に問題ないと言えるでしょう。
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