2020年1月30日発売のWiMAXニューモデル2機種
- Speed Wi-Fi NEXT WX06(モバイルルーター)
- WiMAX HOME 02(ホームルーター)
を徹底比較!
タイプが異なるので用途も全然違ってきますが、WiMAXプロバイダの契約ページには両方が載っていて、どちらがいいか迷っている人もいるはず。
そこでここでは、この2機種の機能やスペックなどを比較しどちらを選ぶべきか解説していきます。
WX06 vs HOME02を徹底比較!
まずは見た目を比較から。
デザイン・カラーを比較
グリーンが鮮やかなWX06
ホワイトはどちらもありますが、WX06にはグリーンも用意されています。
ホームルーター最小サイズでWX06とあまり変わらないHOME02
WX06: 幅111mm×高62mm×厚13.3mm
HOME02:幅50mm×高118mm×奥行100mm
正面からみるとほぼ同じくらいのサイズ感に見えます。
それどころか実サイズ計算の面積比ならHOME02のほうが小さいですね。
ここだけならホームルーターを携帯したほうがいいとすら思えます。
後ろ側のサイズ感も正面と同じです。
HOME02は奥行きが長いので、側面サイズを比較すると大きく感じます。
ですが、WiMAXホームルーター最小ですし、他社のホームルーターも含めて現在一番小さいモデルとなっています。
子のコンパクトさはHOME02の大きな魅力の1つです。
WX06も旧WX05よりスタイリッシュなデザインになっていると感じました。
旧WX05(右側)と並べてみた↓
クレードル(充電台/別売)にセットしてホームルーターのようにも使えるWX06
詳細はページ下で触れますが、拡張アンテナを搭載し電波受信力がアップしたWX06のクレードルは、本体とセットで使用すれば安定性が大きく向上します。
Speed Wi-Fi NEXT WX06の魅力的な機能はこれ
- 2.4GHzと5GHzのWi-Fi電波を同時利用可能に
- 空いてるWi-Fi電波に自動切り換え「バンドステアリング機能」
- 一目でわかるデータ通信量
- 拡張アンテナを搭載の専用クレードルがパワーアップ
【1】2.4GHzと5GHzのWi-Fi電波を同時利用可能に
現在WiMAXルーターでは2種類の周波数(2.4GHzと5GHz)を使ってWi-Fi通信しています。
で、WiMAXの携帯型端末として初めて同時に利用可能にしたのがこのWX06。
HOME02のようなホームルーターはすでに対応してるので比較対象としてはやっと同列になっただけなんですが、これに対応したことでメリットもあるんです。
そのメリットは次の新機能↓で解説します。
【2】空いてるWi-Fi電波に自動切り換え「バンドステアリング機能」
上で紹介した2.4GHzと5GHzの2つのWi-Fi電波は、状況によって繋がりやすさが違ってきます。
数字が大きいほど速度は速くなる半面、安定性は引くくなる性質があるため、基本的に速いのは5GHz、安定性では2.4GHzが上です。
ただ状況によるんですよね。
周囲に同じ周波数のWi-Fi通信してる機器があると、電波干渉を起こして不安定になることがあります。
そこでこの「バンドステアリング機能」が威力を発揮。
設定でオンにしておけば、快適に繋がる方を自動選択してくれます。
我が家の環境でこの2つの電波の速度比較した結果、倍ほどの違いが出たこともあるので、人によっては大きな影響があると思います。
【3】一目でわかるデータ通信量
過去のWiMAXモバイルルーターでもディスプレイにデータ通信量が表示されていましたが、小さな数字だったんですよね。
それがWX06では数字にプラスして「棒グラフ」でも表示されるようになりました↓
WiMAXの速度制限2種類「3日10GB/月7GB」の2つがひと目でわかります。
【4】拡張アンテナ搭載の専用クレードルがパワーアップ
WX06は数字のとおりWXシリーズの6代目になります。
3つ前のWX03からクレードルに拡張アンテナが搭載され、徐々に進化してきた歴史があります。
で、このWX06のクレードルでは、受信アンテナが1つ増え合計4本にパワーアップ!
外とのやりとり(WiMAX基地局)からの電波受信力がアップ、またWi-Fiでのやりとり(スマホなど)も従来どおり向上してくれます。
WiMAXのような無線接続のネット回線は不安定になりがちなんですが、この弱点をカバーしてくれる魅力的な機能ですね。
WiMAX HOME 02の魅力的な機能はこれ
- WiMAXハイパワーでWi-Fi通信の安定性アップ
- バンドステアリング機能搭載(WX06と同じ)
- 「見えて安心ネット」「こども安心ネットタイマー」
- Amazonのスマートスピーカー「アレクサ」で操作可能に
【1】WiMAXハイパワーでWi-Fi通信の安定性アップ
WX06にはないWi-Fi電波出力をパワーアップしてくれるWiMAXハイパワー機能がついているHOME02。
これによりWi-Fiエリアが広がり、約25%向上しました(メーカー調べ)。
ホームルーターは携帯型WX06のように使う場所へ持って行くことはまずないはず。
一度自宅に設置したらそのまま動かさないでしょう。
となると、どうしても家の中で繋がりが悪い電波の死角もできてしまいがち。
でもHOME02ならWi-Fi電波の出力アップによりカバーされる可能性が上がります。
【2】バンドステアリング機能搭載(WX06と同じ)
WX06にも搭載された、2.4GHzと5GHzのWi-Fi電波で快適な方を自動切換えする「バンドステアリング機能」がHOME02にも搭載されています。
リビングでタブレットをつなげている家族は2.4GHzの電波で接続、自分の部屋でスマホをつなげているあなたは5GHzで接続、というように快適なほうを勝手に選択してくれます。
【3】「見えて安心ネット」「こども安心ネットタイマー」
HOME02には、端末別に接続時間を設定する機能がついています。
もし子供がスマホゲームで遊ぶ場合、夜の19時~20時までしか接続しない、といったスケジュール設定も可能です。
(賢い子だと自分で設定方法を調べてしまうかもしれませんが)
また変なサイトへのアクセスをブロックすることもできるため、お子さんがよくネットを使う家庭にはとくに便利な機能といえるでしょう。
【4】Amazonのスマートスピーカー「アレクサ」で操作可能に
※画像はEcho Dot(エコードット)
WiMAX端末として初めて音声操作にも対応したHOME02。
音声操作するにはアマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」を使います。
グーグルホームやLINEのクローバは非対応なので間違えないように。
アレクサは安いものでも6000円くらいするので、音声操作のためだけに購入するほどでもありませんが、すでに持っている人には便利な機能です。
今現在の通信量を聞いたり、設定変更も指定できます。
スペックを比較
端末名 | WX06 | HOME02 |
---|---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ | 〃 |
通信方式 | WiMAX2+ 4G LTE | 〃 |
最大通信速度 ハイスピードモード | 下り440Mbps 上り30Mbps | 〃 |
最大通信速度 ハイスピードプラスエリアモード | 下り440Mbps 上り75Mbps | 〃 |
サイズ | 幅 111mm 高 62mm 厚 13.3mm | 幅 50mm 高 118mm 奥行 100mm |
重さ | 約127g | 約218g |
最大同時接続数 | Wi-Fi 16台 USB 1台 Bluetoothも対応 (台数表記なし) | 20台 【内訳】 有線 1台 無線 20台 |
バッテリ-容量 | 3200mAh | - |
消費電力 | 約11W (本体のみ) | 約9W |
連続通信時間 ハイスピードモード | ハイパフォーマンス 約500分 ノーマル 約690分 エコ 約840分 | - |
連続通信時間 ハイスピード プラスエリアモード | ハイパフォーマンス 約490分 ノーマル 約630分 エコ 約800分 | - |
連続待受時間(静止時) | 休止状態 約700時間 ウェイティング時 約45時間 | - |
ディスプレイ | カラーLCD (320×169ドット) | - |
インターフェース | 1000BASE-T 100BASE-TX (クレードル利用時) | 〃 |
モバイルルーターとホームルーターという決定的な違いがあるため、スペックも大きく異なります。
ただ、スペック表を見る限り2機種の性能差はほとんどありません。
同時接続台数に大きな差はなし
ホームルーターとモバイルルーターで一番の差がこの同時接続台数だったんですが、WX06とHOME02に大きな差はありません。
16台と20台のわずか4台差ならどっちを選んでもいいですね。
ただたくさんの機器をつなげるなら、アンテナが大きく、WiMAXハイパワー機能でWi-Fi電波出力を上げられ、コンセントからの電力供給が安定しているHOME02のほうが快適なのは間違いないでしょう。
消費電力がWX06より低いHOME02
本体サイズ(容積)が大きいHOME02のほうが省電力だったりします。
WX06はディスプレイがある分消費電力が多いのかもしれません。
バッテリータイプとコンセント直では比較しても意味ないかもしれませんが、HOME02の節電効果は魅力的なポイントの1つです。
他のホームルーター機器の半分以下なので、年間3000~4000円くらいは節約できるでしょう。
別売クレードルがあればHOME02の用途に近くなるWX06
アンテナが増え、コンセント直結で電力も安定するため、WX06+クレードルで使えばホームルーターに近い環境になります。
1日中電源入れっぱなしだとバッテリーへの負担が大きくなってしまいますが、数時間程度なら問題ないでしょう。
家がメインだけどたまに外でも使う、そんな人はこのパターンがベストです。
どっちがおすすめ?
WX06がいい人
- 外でも使う
- 電波受信状況がいい場所に設置しやすい
- 通信状況確認や設定がやりやすい
携帯型なので、外でも使う人はWX06一択です。
ホームルーター替わりに使う人も、ベランダの外に置いて使う、窓に貼り付けて使うなどアンテナ受信状況がいい場所に設置しやすいのもメリット。
またディスプレイがついているのでサクッと状況チェック、または設定を済ませられるのも便利です。
HOME02はスマホアプリで代用できますが、本体で直接できたほうが余計なデータ通信量を使わず済みます。
HOME02がいい人
- 自宅用のWi-Fi環境が欲しい
- 家族みんなで使う
- 安定性が高い方がいい
- 光回線の代わりに使いたい
パワフルなWi-Fi環境こそホームルーターの強み。
自宅で使うだけならHOME02を選びましょう。
家族みんなで使うなら接続台数が多い場合もこちらを選んだほうが安定性を期待できます。
料金節約のため、光回線のような固定インターネット回線サービスから乗り換える人もHOME02がおすすめです。
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まとめ
日本メーカー製のWiMAXルーター2機種「WX06」と「HOME02」ならどっちがいいのか?を解説しました。
用途が違うので迷うことはあまりないと思いますが、それぞれの特徴を詳しく知ればどちらが自分にあっているか再確認できるはず。
このページで選ぶべきモデルがハッキリできたなら幸いです。