ここ最近は1年スパンでニューモデルが出ていたNECプラットフォームズ「WXシリーズ」。
それがWX06は2020年1月発売で、WX05から1年2か月後の登場となりました。
2か月伸びた分きっと魅力的スペックや機能が搭載されているはず。
そんな期待も込めて、新旧2モデルを徹底比較!
WX06を契約すべきか迷っている人はぜひ参考にしてください。
WX06とWX05を徹底比較!
見た目から見ていきます。
デザイン・カラー・サイズの違い
サイズは一緒
WX06:幅111mm×高62mm×厚13.3mm
WX05:幅111mm×高62mm×厚13.3mm
完全に一緒です。
旧モデルWX04からずっとこのサイズなので、工場の生産ラインも同じでいいはず。
コスト削減効果もあるでしょうし、きっと次期モデル「WX07」もこのサイズのままじゃないかと思います。
本体カラーは鮮やかなグリーンとレッドで対照的
本体カラーはどちらもホワイトが用意されているほか、鮮やかな緑色が特徴のWX06、力強いレッドのWX05はどちらもいい色です。
WXシリーズの特徴として必ず装飾語?がつきます。
普通にホワイト、グリーン、レッドでいいと思うんですが、何かこだわりがあるのかもしれません。
前面のデザイン
左側WX06のほうがタッチディスプレイのサイズが小さくなっています。
目の錯覚もあって、WX06が若干小さく見えるかも?
背面のデザイン
ロゴのあるなし以外、後ろ側のデザインはほぼ一緒ですね。
WX05は全然ピュアな白色でなくシルバーになってますが・・・。
クレードルデザインの違い
どちらも同じホワイトですが、右側WX05クレードルは画像の色がくすんでいるだけです(汗)
WX06のと同じくキレイな白色なので誤解されないようお願いします。
クレードルデザインはWX06のほうがすらっとしていていい感じ。
WX05のクレードルは安定感ありそうですね。
どちらも両サイドにアンテナがついていて、通信を補助してくれます。
背面にはLANケーブル端子が1つあり、有線接続も可能になります。
つづいて、新機種WX06で追加された機能・なくなった機能を見ていきます。
新たに搭載されたWX06だけの機能
- 2.4GHz/5GHzのWi-Fi回線を同時利用可能
- バンドステアリング機能搭載
- 専用クレードルのアンテナが4本に増加し安定性アップ
2.4GHz/5GHzのWi-Fi回線を同時利用可能
WiMAXモバイルルーターとしては初となる、2つのWi-Fi周波数帯の同時利用が可能になりました。
次に紹介する「バンドステアリング機能」により常に快適なWi-Fi通信をキープできるように進化しています。
バンドステアリング機能搭載
2.4GHzと5GHzで空いている方のWi-Fi電波を自動選択してくれる機能です。
現在は家電などWiMAXルーター以外でも2.4GHz帯の電波を発していることが多く、干渉しあってうまくデータ通信できないことも。
そんなとき自動で繋がりやすい方をチョイスしてくれる便利な機能です。
まぁたいてい5GHz帯のWi-Fi電波のほうが快適に使えるんですが、わざわざ切り替えるのが面倒に感じる人もいるはず。
WX06なら勝手にやってくれるので便利ですね。
専用クレードルのアンテナが4本に増加し安定性アップ
WX03からの伝統になっているクレードルへのアンテナ搭載。
WX05まではクレードル両サイドそれぞれに3本づつだったアンテナが、WX06では1本増えました。
これによりWiMAX基地局からの電波受信がWX05よりしやすくなっています。
WX06で無くなった機能
- WiMAX電波のWiMAXハイパワーはなくなった
- ビームフォーミング機能
- Wi-Fiの空き具合が一目でわかるビジュアルステータス機能
WiMAX電波のWiMAXハイパワーはなくなった
WX06にも電波送信パワーをアップさせてくれる「WiMAXハイパワー」は搭載されています。
が、WX05の「WiMAXハイパワー」とは違うようです(UQサポート回答より)。
WX06ではスマホなどの端末間で使うWi-Fi電波の出力アップだけなのに対し、WX05はWiMAX基地局に向けた外への電波もパワーアップしていました。
この違いがどれくらいなのか実機で速度計測し比較しないとわかりませんが、基地局のカバー範囲ぎりぎりの場所だと違いがでてきそうですね。
ビームフォーミング機能
WX04から搭載され、WX05にも引き継がれたビームフォーミング機能。
これは繋げる対象端末へのWi-Fi電波を効率的に届けてくれるものですが、WX06にはないようです(UQサポート回答より)。
UQサポートさんも100%端末知識があるかわかりませんし、いまどき当たり前の機能すぎてあえて書いてないだけってこともありえますが、通信環境改善につながる機能が削られてしまうのは残念。
Wi-Fiの空き具合が一目でわかるビジュアルステータス機能
現在発表されている情報ではWX05にあったWi-Fiの空き状況がわかるビジュアルステータス機能はないようです。
まぁこれはWi-Fi2.4GHz帯の混雑具合がわかるものなので、バンドステアリング機能のあるWX06なら混んでるときは5GHzに切り替えればいいだけ。
不要ですね。
スペックの違いは?
端末名 | WX06 | WX05 |
---|---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ | 〃 |
通信方式 | WiMAX2+ 4G LTE | 〃 |
最大通信速度 ハイスピードモード | 下り440Mbps 上り30Mbps | 〃 |
最大通信速度 ハイスピードプラスエリアモード | 下り440Mbps 上り75Mbps | 〃 |
サイズ | 幅 111mm 高 62mm 厚 13.3mm | 〃 |
重さ | 約127g | 約128g |
バッテリ-容量 | 3200mAh | 〃 |
最大同時接続数 | Wi-Fi 16台 USB 1台 Bluetoothも対応 (台数表記なし) | Wi-Fi 10台 USB 1台 Bluetooth 3台 |
連続通信時間 ハイスピードモード | ハイパフォーマンス 約500分 ノーマル 約690分 エコ 約840分 | 約490分 〃 〃 |
連続通信時間 ハイスピード プラスエリアモード | ハイパフォーマンス 約490分 ノーマル 約630分 エコ 約800分 | 約480分 〃 〃 |
連続待受時間(静止時) | 休止状態 約700時間 ウェイティング時 約45時間 | 休止状態 約700時間 ウェイティング時 約50時間 |
同時接続台数が大幅アップしたWX06
ほとんど同じですが、目立つのは同時接続台数の違い。
WX05の10台では家族で使うとき若干パワー不足感は否めません。
もし4人家族で、
- スマホ×4台
- タブレット×2台
- パソコン×2台
- プリンタ×1台
- その他×1台
だとアップアップな状態に。
通信環境も快適性がなくなってしまうでしょう。
ここまで使い切る家族は少ないかもしれませんが、余裕があるに越したことはありません。
この点ではWX06が有利ですね。
WX06とWX05、どっちがいい?
WiMAXハイパワー機能の劣化だけは残念ですが、クレードルとセット購入するならWX06がおすすめです。
どちらもWi-Fi環境を改善する機能をいくつか搭載しているため、本体だけで使うなら似たり寄ったりで大きな違いはありません。
ただ、同時接続台数の差が大きいのでWX06がいいですね。
WX05はいずれ販売終了しますし、プロバイダによってすでに在庫がないところも見かけます。
また将来端末を売ることも考えると、新しいモデルの方が高く売れるのでWX06を選びましょう。
いまはWiMAXのSIMカードだけ契約できるプロバイダも出てきているので、中古の需要は上がっていくはず。
1円でも価値の高いモデルを選んでおきましょう。
クレードルは買うべき?
クレードルは税込み4000円くらいしますが、私みたいに自宅利用がメインの人だと必須です。
- Wi-Fiより安定する有線での接続ができる
- クレードルのアンテナでも電波受信してくれるため、安定性や速度がアップする
- 充電するときにクレードルにセットするだけなので楽
- 画面操作しやすい
などのメリットがあります。
とくにWX06やWX05の専用クレードルは、拡張アンテナを搭載する特殊なタイプなので、セットで使ってこそ本領発揮してくれます。
本体だけではダメってワケではありませんが、より快適なWiMAX環境を手に入れたいなら購入すべき機器です。
安く買えるWiMAXプロバイダは?
業界に30社ほどWiMAXプロバイダはありますが、一番安いのは「GMOとくとくBB WiMAX」です。
超高額な現金バック特典だけでなく、約4000円するクレードルが700円ほど安く手に入ります。
クレードルが割安になってるのはここだけなので、これを含めると2位以下のプロバイダが霞んで見えてしまいます。
当サイトとしてもクレードルセットをおすすめしているので、最適なプロバイダですね。
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⇒GMOとくとくBB WiMAX公式サイト
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まとめ
国産のWiMAXモバイルルーター新機種WX06と旧モデルWX05を比較しました。
契約するならWX06をおすすめしますが、性能的に大きな違いはありません。
新規契約する人・機種変更する人はWX06で、端末だけ欲しい人は中古で安く買えるWX05がいいですね。
クレードルもおすすめなのでセットで買っておきましょう!