モバイル回線を使ったルーターで一番シェアがあるのはWiMAXです。
契約件数も3000万回線を突破しています。
携帯の3大キャリアでユーザー数の一番少ないSoftBankが約3900万件なのでそれに次ぐ規模となっています(2017年時点)。
このSoftBankがサービス提供し、大ヒットしているのがSoftBankAirのホームルーター「Airターミナルシリーズ」。
※これはAirターミナル3です
販売状況を調査しているBCNのランキング結果をみると、2017年に入ってから常にトップ3、ここ最近は首位になることがほとんど。
単体セールスでは今やWiMAXより売れてる端末です。
そこで、激しくランキング争いしているWiMAX端末とSoftBankAirホームルーター「Airターミナル」をいろいろ比較。
それぞれのメリットデメリットをまとめました。
WiMAXとSoftBankAirをいろいろ比較してみました
端末種類を比較
種類 | WiMAX | SoftBankAir |
---|---|---|
ホームルーター | L02 WiMAX HOME 01 novas Home+CA | Airターミナル4 Airターミナル3 Airターミナル2 Airターミナル1 |
モバイルルーター | W06 W05 W04 W03 W02 W01 WX05 WX04 WX03 WX02 WX01 HWD15 HWD14 NAD11 | なし |
USBルーター | Speed UWB STICK 01 URoad-Stick | なし |
※WiMAX端末はWiMAX2+対応モデルのみ
SoftBankAirはあくまでSoftBank事業の1つ。
モバイルルーターは別ジャンルとして用意されているため、SoftBankAirの端末ラインナップはホームルーターのみで数も少なめ。
対してWiMAXはルーター事業がメインだけあり、ラインナップが充実しています。
自宅以外でも使いたいならWiMAX一択、自宅利用限定なら、次から紹介する比較結果次第ですね。
最新モデルのデザインを比較
画像左からWiMAXのW04グリーン、W04ホワイト、L01ホワイト、SoftBankAirターミナル3ホワイトの順です。
サイズはぜんぜん違うので間違えないで下さいね。
個人的にはL01がお気に入り。
最新モデルのスペックを比較
WiMAX W06 | WiMAX L02 | SoftBankAir Airターミナル4 | |
---|---|---|---|
本体カラー | ブルー ホワイト | ホワイト | ホワイト |
サイズ | 幅 128mm 高さ 64mm 厚さ 11.9mm | 幅 93mm 高さ 178mm 奥行 93mm | 幅 103mm 高さ 225mm 奥行 103mm |
重さ | 約125g | 約436g | 約635g |
利用回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | SoftBank Y!mobile |
最大速度 | 1237Mbps | 1000Mbps | 988Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
最大接続台数 | 16台 | 40台 | 64台 |
SoftBankとY!mobileは一緒の回線ですが、一応記載してあります。
速度面ではWiMAXが上ですが速度はあくまで最大の速度。
実際には10分の1でたら良いほうでしょう。
どちらの端末も最大速度はごく一部エリアに限られるのでスルーしていい部分です。
同時接続台数ではSoftBankAirのほうがかなり上。
ですが、同時にこれだけ繋ぐシチュエーションはなかなかないんじゃないかと。
Wi-Fi使い放題サービスとして飲食店などに設置するならSoftBankAirの方がいいかもしれません。
速度制限を比較
WiMAX
- 3日10GB制限
- 月7GBプランで超えた場合128kbps制限
- au回線併用時に月7GBを超えた場合も128kbps制限
WiMAXは使い放題プラン(ギガ放題)でも3日で10GB以上使うと翌日18:00~2:00頃まで約1Mbpsに制限されます。
実際体験してみましたが、youtube動画は快適とは言えないまでも視聴可能です。
ほかヘビーなオンラインゲームをプレイするのでなければ普通に使えるレベルでしょう。
また、au回線を併用できるモードが用意されていて、これを使って月7GBを超えてしまうとギガ放題プランでも速度制限されてしまいます。
使う場合は旅行で田舎に言った場合など限定的にしたほうがいいですね。
SoftBankAir
- 一部コンテンツを利用した場合に制限されることあり
(※動画、画像、パケット信号に変換し通信するサービスなど) - 負荷が高いと判断したエリアの全ユーザー
- 過去3ヵ月の利用状況から回線負荷が高いと判断した特定ユーザー
3日制限はありません。
ただ、ベストエフォート方式ということで、混雑する時間帯は速度制限される可能性が高いです。
おおむね5Mbpsくらいになるようです。
ほか送受信するデータによっても制限されることがあるようです。
これだけ見るとSoftBankAirのほうが快適そうに思えますが、回線が混雑していれば5Mbpsも保証されるわけではありません。
どちらも全時間帯の快適性キープは難しい
どちらにしても常に快適に使うのは難しいですね。
WiMAXは18時~2時以外の時間帯にしか使わないなら完全使い放題となる点は有利ですが。
料金を比較
UQ WiMAX | Broad WiMAX | SoftBankAir レンタル | SoftBankAir 本体購入 | |
---|---|---|---|---|
月額 | 3880 | 3411 | 4870 | 4380 |
3年合計 | 151680 | 128626 | 119698 | 107448 |
初期費用などは一緒です。
WiMAXは運営元と管理人が契約している安い会社「BroadWiMAX」も載せておきました。
SoftBankAirは本体購入とレンタルコースがありますが、短期のみの予定なら違約金もなく最安値で使えます。
永く使うなら高いですね。
料金面ではWiMAXの方が有利です。
初期費用無料キャンペーン実施中
⇒BroadWiMAX
が、SoftBankやY!mobileスマホを利用しているなら、セット割で安くなるのでトータルではBroadWiMAXと同じような金額かそれ以上になる可能性もあります。
セット割引額やキャンペーンについては公式サイトで
⇒SoftBank Air
キャンペーンはどっちがお得?
WiMAX、SoftBankAirともに、契約する会社別にキャンペーンをやっていることが多いです。
上の例なら、UQは3000円ほどのキャッシュバックを出しています(WEB申し込み限定)。
SoftBankAirは公式が一時期キャッシュバック2万円出していました。
今はないようですが・・・。
BroadWiMAXは月額料金をずっと安くしています。
ほか、他社からの乗り換えで違約金負担などもあり。
安く使いたいならWiMAXのほうがおすすめです。
まとめ
WiMAXとSoftBankAirを比較しました。
携帯の3大キャリアは光回線事業もやっていますが、モバイル回線を利用したホームルーターサービスを提供しているのはSoftBankのみ。
売上的にも成功しています(売上ランキングを見る限り)。
今のところ他が参入してこないので、かなり強みになってるんじゃないかと思われます。
auは系列会社運営のWiMAXがホームルーターを出しているのでライバル関係ではあるんですけどね。
ここにdocomoが入ってくる気配もないので、この2社が今後は競い合ってもっと魅力的な端末をだしていってくれるはず。
次の新機種登場が楽しみですね。