「インターネット回線」と聞くとまず思い浮かぶのは「光回線」ではないでしょうか。
確かに、現在最も安定したインターネット接続ができるのは光回線です。
光回線のサービス提供会社は数多く存在していますが、現在ではどの回線も最大で5Gbpsや10Gbpsのサービスが提供されており、光回線も日々進化を遂げています。
(※1Gbps=1000Mbsp)
一方、現在のキャリア契約のスマートフォンでは、速くてもおおよそ50Mbps程度の通信速度になっています。
これと比べると、光回線の通信速度は非常に速いことが分かりますね。
速くて安定したインターネット接続を求めるなら、やはり「光回線」を選ぶべきです。
さて、そんな光回線ですが、残念なことに住んでる地域や建物の都合によっては、光回線自体を引くことができない場合もあります。
光回線が利用できない場合、インターネット接続をするためには他にどんな方法があるのでしょうか。
そこでこの記事では、光回線が利用できない場合に、代わりとなるインターネット回線サービスについ調査してみました。
※本記事に記載の金額はすべて税込み表記です。
光回線の提供エリアを調べる方法
まずは、本当に光回線が使えない地域なのかを確認しましょう。
光回線のエリア拡大は順次行われており、知らぬ間に提供開始されていたり、○○年○月に提供開始予定となっているケースもあります。
NTT回線の提供エリア
一般的には、フレッツ光や光コラボレーション(※)など、NTTの回線を利用した光回線サービスが多く、全国的に普及率も高いです。そのため、まずはNTTの提供エリアを調べることをおすすめします。
提供エリアの判定は、以下のURLから行うことができます。
※光コラボレーションとは
→
NTT東日本・西日本が提供する光回線を利用して、各プロバイダ事業者が提供している光回線サービスです。(代表的なサービスとして「ドコモ光」や「SoftBank 光」などがあります。)
回線はNTTなので、サービス品質はフレッツ光と同様でありながら、フレッツ光よりも料金がお得になっていることが多く、NTTの回線が使えるエリアであれば、光コラボレーションがおすすめです。
NTTがエリア外の場合の選択肢
NTTがエリア外の場合、フレッツ光はもちろんですが、他の「光コラボレーションサービス」もすべてエリア外です。
しかし、NTT以外の回線も存在するため、NTTがエリア外でもまだ諦めるのは早いです。
① 電力会社提供の光回線
各地域の電力会社が提供する光回線があるのはご存知でしょうか。
NTTがエリア外でも、電力会社の光回線は提供されている可能性がありますので、以下の地域にお住いの方は、提供エリアを確認してみましょう。
②独自回線
NTTや電力会社以外にも独自で提供している回線もあります。
「auひかり」と「NURO光」も提供エリアを確認してみましょう。
NTT、電力会社、auひかり、NURO光、全てのサービスがエリア外だった場合は、残念ですが、光回線を利用することができません。他のサービスを検討しましょう。
光回線が引けない場合どうすればいい?
すべての光回線がエリア外だった場合、どうすればいいのでしょうか?
光回線のような有線タイプは利用できないため、ポケットWi-Fiやホームルーターなど、無線タイプのインターネット接続サービスを選びましょう。
無線タイプのサービスでも電波が届かない場合は利用できませんが、スマホや携帯電話が利用可能な場所なら、接続できる可能性は高いです。
光回線がエリア外の場合ならコレ!ホームルーターおすすめ3選
「「光回線の代わり」となるサービスで、現在一番近いものはホームルーター(置くだけWi-Fi)です。
ホームルータは光回線と同様に、高速でデータ使用容量も無制限です。
光回線と比べると安定性では劣るかもしれませんが、ホームルーターには光回線にはないメリットもあります。
さらに
最近のホームルーターは5G回線対応であり、かつ、非常に高性能ですので、場所によっては光回線を超える速度が出ることもあります。
引っ越しの際も、住所変更の手続きをして、機器を持って行くだけで簡単です。
5Gに対応していないエリアでも、各キャリアの4G LTEエリアに対応していれば4G回線で利用可能ですので、ご安心ください。
それでは、おすすめのホームルーターを3つ紹介していきます。
①おきらくホームWi-Fi【一番おすすめ】
2023年7月に提供開始した「おきらくホームWi-Fi」
現在提供されているホームルーターの中では、料金も手頃で、機器のスペックも申し分ありませんので、おすすめです。
機器は、最新モデルの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を端末代無料でレンタルすることができます。
さらに
プランによっては、解約金はないので、短期利用しやすいのが特徴。
面倒な点はレンタルなので、必要なくなった際に「返却」の必要がある点でしょうか。
なお、機器は5G回線にも対応しているので、もしエリア内であれば5Gでの高速データ通信も可能です。
また、14日間のお試し利用期間があるため、通信品質に不安がある方も安心して契約することができますよ。
まずは下記URLから提供判定してみましょう。
■au(WiMAX)
URL:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
月額料金 | 回線速度 | 通信容量 | 通信キャリア |
---|---|---|---|
2年契約プラン 4,620円 縛りなしプラン 4,950円 | 最大4.2Gbps | 無制限 | KDDI(WiMAX) |
14日間お試しできるホームルーター
※料金等、最新の情報は公式サイトをご確認ください。
②ドコモ ホームルーターhome 5G
2021年8月に発売されたドコモのホームルーター。ドコモ初のホームルーターということで、話題になりました。
月額料金 | 回線速度 | 通信容量 | 回線 |
---|---|---|---|
4,950円 | 最大4.2Gbps | 無制限 | ドコモ (4G 5G) |
また、ドコモのホームルーターhome 5Gは「月々サポート」というキャンペーンで割引が入るため、端末代金も実質無料です。
「月々サポート」割引額 |
---|
1,980円×36ヵ月 =実質無料 |
光回線がエリア外だった場合や、光回線の工事が面倒だなと感じる場合は、ドコモのホームルーターをまず検討してみるのがいいでしょう。
現金キャッシュバックのキャンペーンもあり!
更に、現在ドコモのホームルーター「home 5G」申込で現金キャッシュバックのキャンペーンも実施しています。
もちろん、端末代金が実質無料となる月々サポートとは別でキャッシュバックがもらえます。
キャンペーンも充実していますし、ドコモのホームルーター「home 5G」が一番おススメですね。
現金キャッシュバックでお得!
※詳細は公式サイトをご確認ください。
関連記事
⇒ドコモ5G対応ホームルーター「home 5G」の評判は?スペックやサービス内容について徹底解説!
③ソフトバンクエアー
ソフトバンクエアーは、ホームルーターの先駆け的存在であり、多くの方がそのサービスをご存知かと思います。
ソフトバンクエアーも、ドコモhome5Gと同様に通信容量無制限で使い放題です。
さらに、SoftBank Airも5G回線に対応した「Airターミナル5」の提供しています。
「Airターミナル4」「Airターミナル4 NEXT」を5G回線対応の「Airターミナル5」へ機種変更できるサポートキャンペーンもありますよ。
月額料金は24ヶ月目までは割引がありお得ですが、25ヶ月目以降は、WiMAXやドコモと比べるとわずかに高くなりますね。
月額料金 | 回線速度 | 通信容量 | 通信キャリア |
---|---|---|---|
12ヵ月目まで:3,278円 13ヵ月目以降:5,368円 | 2.1Gbps | 無制限 | SoftBank |
高額キャッシュバックなどの申込特典が充実しているため、ソフトバンクエアーを申し込む際は代理店経由がおすすめです。
※詳細は公式サイトをご確認ください。
持ち運びするならコレ!おすすめポケットWi-Fi 2選
自宅での利用に限定する場合は、ホームルーターがおすすめですが、自宅以外の場所でもインターネット環境を整えたい場合は、ポケットWi-Fiが適しています。
外出先でパソコンやタブレットを利用する機会も増えており、自宅の回線とは別に、外出先で利用するための専用端末として契約する人も増えています。
ここからは、そういった方におすすめのポケットWi-Fiを紹介していきます。
①MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)
MONSTER MOBILEは、NTTdocomo、au、SoftBankのLTE回線が使えるため提供エリアも広く、便利に利用できます。
前述のおきらくホームWi-Fiと同様に、14日間のお試し利用期間があります。ポケットWi-Fiは通信品質が心配だという方にもおすすめできるサービスです。
※提供可否エリアは、下記URLを参考に確認してみましょう。
■NTTdocomo
URL:https://www.nttdocomo.co.jp/area/
■au(LTE)
URL:https://www.au.com/mobile/area/
■SoftBank
URL:https://www.softbank.jp/mobile/network/area/map/
料金面では、ポケットWi-Fi業界でも最も低価格帯です。さらに、料金プランの豊富さも魅力の一つです。
通信費をできるだけ抑えたいという方には特におすすめですね。
20Gプラン/月 | 50Gプラン/月 | 100Gプラン/月 | |
容量/月 | 20GB | 50GB | 100GB |
月額料金 | 1,980円 (縛りなし2,640円) | 2,530円 (縛りなし3,190円) | 2,948円 (縛りなし3,938円) |
契約期間 | 2年 or 縛りなし | ||
解約手数料 | 月額料金の1か月分 ※縛りなしプランの場合は解約手数料なし | ||
通信キャリア | 3キャリア |
14日間お試しできるモバイルWi-Fi
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。
【関連記事】
MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)の口コミ評判は?契約前に知っておきたい情報まとめ
②WiMAX
先ほどホームルーターの項目でも説明しましたが、WiMAXは専用回線のため、NTTdocomo、au、SoftBankの3キャリアと比べると、提供エリアが狭くなります。
MONSTER MOBILEは3キャリア対応なので「エリアの広さ」という面でみると劣りますが、通信速度や利用容量はWiMAXの方が優れているので、利用したい場所がWiMAXの提供エリア内であればおすすめです。
ちなみにBroadWiMAXでは、ポケットWi-Fiタイプの機種とホームルーターが同じ月額料金で利用可能ですよ。
WiMAXを考えている場合は、BroadWiMAXがおすすめです。
プラン | 月額料金 | 通信容量 | 通信キャリア |
---|---|---|---|
ギガ放題コスパDXプラン | 0ヵ月目:1,3970円の日割 1-36ヵ月目:3,773円 37ヵ月目-:4,818円 ※別途端末代31,680円がかかります | 実質無制限 ※3日で10GBの制限あり | KDDI(WiMAX) |
※詳細は公式サイトをご確認ください。
結論
光回線がエリア外の地域でインターネットを利用する場合、広範囲のエリアで利用できるという点では、ポケットWi-Fiがおススメです。
特に3キャリアのLTEエリアで利用できるポケットWi-Fiがいいでしょう。
しかしポケットWi-Fiは使えるデータ容量が決まっており、使い放題ではないので「光回線の代わり」としては、力不足かもしれません。
光回線に近い高速通信や、使い放題のサービス等、いわゆる「光回線の代わり」を求める場合は、容量無制限で利用できるホームルーター「おきらくホームWi-Fi」がおすすめです。
まとめ
光回線がエリア外の地域でインターネット回線を契約する方法を解説しました。
なんだかんだ言って、速度も速くて安定して使える光回線って、とても魅力的ですよね。
光回線も順次エリア拡大しているようですし、光が開通するまでの間は、とりあえずポケットWi-Fiでつなぐというのも選択肢としてアリだと思います。
昔に比べてポケットWi-Fiやホームルーターなど、無線タイプのインターネットサービスも今は充実しています。
「光が開通するまで、つなぎのつもりで使ってみたけど、意外とポケットWi-Fiで充分かも!」という方も案外多いかもしれません。
場合によってはポケットWi-Fiやホームルーターであっても、インターネットにつながらない可能性もあります。(提供エリアであっても電波状況が良くない場合もあります)そのため、本記事で紹介したような「お試し期間があるサービス」をとりあえず使ってみる、というのもいい選択だと思いますよ。
>>おきらくホームWi-Fi 公式サイト
ということで、今回は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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