昔はパソコンからの接続がメインでしたが、いまではスマートフォンが主流になっていますし、持っていない人の方がレアですね。
また電化製品から防犯カメラ、家の鍵(スマートキー)までさまざまなものがインターネットに繋がっている時代です。
そんなインターネットを使うためには回線契約する必要があり、いろんなサービスがあります。
サービスを大きく分けると
- 有線のケーブルで繋がっている固定回線
- 無線=電波で繋がるワイヤレスな回線
の2種ですね。
ただ有線のインターネット回線は、工事があること、また工事前の調査も必要でかなり面倒です。
対して無線回線は工事なしで端末が手元に来ればすぐ使えます。
こちらのタイプはスマホやWi-Fiルーターが主流です。
そこで、Wi-Fiルーター(WiMAX)を愛用している管理人が、インターネット回線にWi-Fiルーターがおすすめな理由をとことん解説していきます。
工事なしが魅力!Wi-Fiルーターのメリットは?
まずはメリットをピックアップ!
Wi-Fiルーターはここがいい!
※管理人ではありません
- 工事不要で手間いらず
- 外でも使える
- 家用の設置タイプのWi-Fiルーターも選べる
- スマホのギガ数制限から解放される
- レンタルサービスなら初期費用&縛り期間なし
もう少し詳しく解説していきます。
1.工事不要で手間いらず
固定回線ってどうしても工事が必要です。
有線のケーブルを宅内まで引き込まなければいけませんからね。
昔はADSLが主流で、こちらはアナログ回線の電話線を使っていたため比較的簡単でした。
でもいまは光ケーブルが必要です。
最初からインターネット環境が整っているマンション・アパートならすでに環境が準備されていることもありますが、そういうところはまだまだ少ないのが現状です。
さらに、
- 工事費がかかる
- 工事のお兄さんを家にあげたくない
- 忙しくて工事日に立ち会えない
- 最悪壁に穴が開く
- 引っ越しするときも手間がかかる
などデメリット多数。
工事費用はタダにしてくれる業者さんも多いんですが、完全にゼロじゃないんですよね。
あくまで契約期間など一定期間の分割払いってことにして、それを毎月0円にしてくれるだけ。
途中解約したら残金を一括で支払う羽目になります。
また一人暮らしの女性だと作業服の男性を家にあげることに抵抗を感じる人もいることでしょう。
最近スーツっぽいフォーマルな作業服↓がでてきたみたいですが、もしそれを着てたとしても嫌なものは嫌でしょうし。
ほか、普通に昼間仕事や学校に行っている人だと工事日程がなかなか合わないこともあります。
ケーブル配線のため壁に穴を空けることになったら退去時の修繕費とかも心配ですし、その手続も面倒です。
最後に引っ越しするとき撤去工事が必要なパターンもありますし、当然解約手続きも必要です。
このように、工事ある・なしでいろいろなデメリットが発生してしまいます。
ここでリストアップした以外にもいろいろ面倒事がでてくる可能性もあるので、よほどインターネット環境に拘りがないなら固定回線を選ぶメリットは少ないでしょう。
その点Wi-Fiルーターなら工事不要で有利です。
2.外でも使える
これが最大のメリットですね。
スマホのテザリングでノートパソコンをネットにつなげるのもいいんですが、データ無制限じゃないんですよね。スマホって。
最近は使い放題プランを打ち出しているキャリアもでてきましたが、料金はかなり割高です。
また無料Wi-Fiスポットを使うとしてもどこにでもあるわけじゃないですし、個人経営のカフェなんかに入ってノートPC使おうと思ってもWi-Fi環境なかったりします。
そんなときWi-Fiルーターを1台持っておくと自由度広がります。
3.自宅用の設置タイプのWi-Fiルーターも選べる
※画像は管理人所有のWiMAX HOME 01
Wi-Fiルーターの提供会社によって、自宅用のホームルータータイプも選べます。
こちらも当然工事は必要なし。
設置タイプが選べる代表的なブランドはau(WiMAX)ですが、ホームルータータイプなら室内でのWi-Fi電波出力が強いので、ある程度端末からの距離が離れていても繋がりやすいでしょう。
2つ目のメリット「外でも使える」は捨てることになりますが、コンセントがあるところならアダプタと本体セットで持ち歩けないことはありません。
あまりおすすめしませんが・・・。
やはり家で使ってこそのホームルーターですね。
4.スマホのギガ数制限から解放される
いまはスマートフォンでネット接続できますが、データ通信量(ギガ数)は有限もしくは従量制なのがネック。
月間3GBや5GB契約だと動画なんて気軽に観てられません。
「じゃあ30GBくらいに増やせばいいじゃん」ってなるかもしれませんが、それなら無制限プランのあるWi-Fiルーターを契約したほうがスマホ代節約にもなります。
たとえば3GB→30GBに変更するとたいていWi-Fiルーターの月額費用くらい通信料が高くなりますからね。
それならそれ以下で使えるWi-Fiルーターのほうが安いですし、無制限のおまけ付きでメリット大でしょう。
で、スマホ契約は安いプランに変更すればさらにお得に。
格安スマホにすれば2000円以下に抑えることも可能です。
5.レンタルサービスなら初期費用も縛り期間もなし
基本的にWi-Fiルーターと回線を契約するには、以下4つの業者から選ぶことになります。
- docomo
- au(WiMAX)
- SoftBank
- Y!mobile
上から簡単に特徴を解説していきます。
docomo
ここはおすすめしません。
無制限プランはなく、docomoの家族シェアプランを契約してないとメリット少ないですね。
Wi-Fiルーターの性能は業界トップですが、それを活かせる料金プランがないのが残念です。
au(WiMAX)
auとWiMAXは厳密には違うんですが、選べる機種はほぼ同じで使う回線も一緒です。
モバイルタイプとホームルータータイプのほか、USB端子に挿し込んで使うドングルタイプも用意されています。
(ドングルタイプについては常時あるわけではありません)
ただauよりキャンペーンに積極的なWiMAX業者で契約したほうがかなりお得です。
データ無制限プランも選べ、速度も快適です。
SoftBank
ここはモバイルタイプとホームルータータイプが用意されていますが、モバイルタイプは無制限じゃありません。
契約するならソフトバンクエアーというホームルーターですね。
こっちはデータ無制限です。
ただ料金が高いのでおすすめできません。
Y!mobile
WiMAXとここがWi-Fiルーター業界でシェアを争っています。
(WiMAXがかなり上ですが)
ここはモバイルタイプの機種しかありませんが、無制限プラン(というかオプション)あり。
ただ料金はWiMAXの方が安いのがネックですね。
この4社なら最短即日インターネットが使えるのも魅力です。
そして、4社から1つ選ぶならWiMAXをおすすめします。
データ無制限で料金が安いので、他社よりお得な条件が整っています。
ただここで紹介した4つの回線業者で契約すると、初期費用や機種代がかかるだけでなく、契約期間に縛られてしまうんですよね・・・。
(一部機種代0円ですが)
スマホやガラケーを持ってない人ってまずいないと思うので、縛り契約の面倒くささはきっとわかるはず。
そんな日本全国から発せられる怨嗟の声を汲み取ったんだと思いますが、最近急激にWi-Fiルーターのレンタル業者が増えてきました。
レンタルといっても上で紹介した回線業者の機種を貸し出しているだけなので、通信環境は一緒です。
レンタルなので端末は手に入りませんが、初期費用なしで契約期間に縛られない&使い放題の素敵なサービスになってます。
ちょっと前までは1日とか1週間など短期間向けレンタルばっかだったのに、今や1年でも2年でも長期間借りられるサービスがよりどりみどりで充実してきました。
「束縛されるのが大嫌い!」って人は、Wi-Fiルーターレンタルサービスをおすすめします。
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以上、工事なしで使えるWi-Fiルーターのいいところ&おすすめサービスを紹介してきました。
が、Wi-Fiルーターのほうがダメな部分もあるので、最後にそのへんについて触れておきます。
Wi-Fiルーターの残念なところ
- 応答速度が遅い
- 速度制限がある
- 無線接続なので固定回線より不安定
1.応答速度が遅い
無線でやりとりしているWi-Fiルーター最大の弱点が応答速度。
○○Mbpsであらわされる通信速度ではなく、「ping(ピン/ピング)」という数値で表されます。
容量30MBの動画をみるなら、30MB分のデータをスマホやパソコンなど観る端末にダウンロードするわけですが、この速度は通信速度でMbpsやkbpsで表されます。
光回線だと1Gbps(=1000Mbps)なんて高い数値だったり。
通信速度はWi-Fiルーターもdocomoとauから1000Mbps超え端末が発売されています。
ただ応答速度ping値は、オンラインゲームなんかをやるとき「コントローラーで右を押したら画面上のキャラが右に動く」という反応速度なので、通信速度がいくら速くてもあまり関係ありません。
この値が大きいと、右を押したのに10秒後にやっとキャラが動いた、みたいなストレスが溜まる状態になってしまいます。
これではとてもゲームになりませんね。
で、我が家でWi-Fiルーターのpingを計測したところ最速でも50くらいでした。
この数値、ググってみるとオンラインゲームするのに最低限といわれてる数値のようです。
あくまで最速でこれなので常に50はキープしてくれません。
最低限の数値すら満たせないわけです。
よって応答速度が求められるオンラインゲームなどは向いてないですね。
2.速度制限がある
Wi-Fiルーターについて調べていると、「データ無制限」「使い放題」ってフレーズをよく見かけます。
ただ速度制限はあるんですよね・・・。
無制限プランが選べるau、WiMAX、Y!mobileなら「3日10GB制限」があります。
3日間で10GBってかなりの通信量なので、ヘビーユーザーじゃなければ問題ないんですが、動画を見まくる人だと簡単に超えてくるでしょう。
で、制限されると1Mbpsくらいになり、低画質なユーチューブ動画が普通に観られるもののそれ以上は厳しいレベルまで速度が落ちてしまいます。
SoftBankのホームルーターも無制限で使えますが、混雑すれば結局制限されてしまいます。
完全に快適な状態での使い放題サービスはありません。
3.無線接続なので固定回線より不安定
Wi-Fiルーターは無線=電波でインターネット情報をやりとりしています。
となると、他の電波が干渉したり、天気の影響を受ける、また高層ビルなど障害物に邪魔されたりします。
とくに電波干渉や天気は常に状況が変化してますし、個人ではどうにもならないもの。
一定の通信環境をキープすることは不可能でしょう。
これが固定回線なら有線のケーブルでデータをやりとりするので、邪魔もされずいつも同じ環境で安定しています。
とはいえ、同時にネット接続している人が多ければ不安定になりますが、Wi-Fiルーターよりは断然安定性は高いでしょう。
以上のことから、Wi-Fiルーターより固定回線を選ぶべき人はこんな人ですね↓
固定回線を選ぶべき人
- 応答速度が必要なオンラインゲームをする
- 3日10GB以上にデータ通信する
- 仕事上安定したネット環境が必須
などの条件に当てはまる人は、工事必須ですが固定回線、というか光回線を契約しましょう。
安定性の面で無線回線が有線回線に勝ることはありません。
まとめ
工事なしでインターネット回線が使えるWi-Fiルーターの良さについて紹介しました。
固定回線のほうがいい場合もありますが、「インターネットが無いと生きていけない!」ってレベルじゃないならWi-Fiルーターで十分です。
自分で端末&回線同時契約で買うも良し、レンタルで身軽に済ませるも良し。
ただ失くしたり壊す不安がある人は自分で買って契約したほうが安上がりでしょう。
中古で同じ端末を買えば問題なく使えます。