ソフトバンクからPocket WiFiの新機種「809SH」が登場しました!
2019年はPocket WiFiのニューモデルが続々でて市場を賑わせています。
ソフトバンク(とワイモバイル)さん頑張ってますね。
この年は801ZT/802ZT/803HWなど魅力的な端末がラインナップに加わりましたが、さらに809SHを追加。
年間4モデル目とか過去に例がないんじゃ?(私の記憶の範囲内ですが)
きっと809SHも魅力的な機能に違いないでしょう!
ってことで、ソフトバンクから登場した「Pocket WiFi 809SH」について徹底調査!
端末スペックや機能、利用料金、使えるエリアなど気になるポイントをまとめました。
Pocket WiFi 809SHってどんな機種?
809SHは法人向けモデル
個人ユーザーで興味を持った人には残念なお知らせですが、809SHは法人向けに提供されるPocket WiFiです。
というわけで個人向けほど性能やデザインにこだわりは見られないものの、シャープが初めてソフトバンクのPocket WiFiを製造したのは大きなポイント。
いままで中国メーカー「ファーウェイ」「ZTE」製品しかラインナップになかったので、リスク分散の上でもよい傾向。
この先シャープ製ルーターが続々発売されて市場を賑わしてくれるかもしれませんね。
将来的に個人向けにも販売してくれることの願います。
809SHの本体デザイン
これといって尖った部分のないベーシックな見た目ですね。
角ばってもおらず、丸みもほどほどでよく言えばシンプルで馴染みやすい、悪く言えば無個性なデザインです。
ポケットWiFiなのであくまで脇役ってこともあり、これで十分とも言えます。
上の画像ではグレーっぽく見えますが、本体カラーはブラックの1色のみ。
法人向け製品ということで、あまり鮮やかな色は用意されていません。
個人向けを出してくれるならホワイトくらいは追加してもらいたい。
809SHの注目性能
- 大容量4000mAhバッテリー搭載
- モバイルバッテリーとしても利用可能
- 最大774Mbpsの高速通信
- 国際ローミング対応
- QRコードでWi-Fi設定
機能を詳しく解説していきます。
①大容量4000mAhバッテリー搭載
モバイルルーターでここまで大容量バッテリーを搭載したモデルは少ないですね。
まだ公式に連続通信時間が掲載されていないため詳しくはわかりませんが、一世代前の601HWがバッテリー2400mAhで約8.5時間のため、10時間以上はネット接続し続けられるんじゃないかと思われます。
10時間ネットにつなぎ続けることって普通に働いてたらないはずですし、あったらただのブラック企業ですが、これだけゆとりがあると安心して使えるのがいいですね。
バッテリー容量の多さは809SH最大のアピールポイントだと言えるでしょう。
②モバイルバッテリーとしても利用可能
バッテリー容量が多いのは、モバイルバッテリーとしての機能も持ち合わせているからですね。
これでスマートフォンの充電を忘れても安心です。
仕事で外回りするときなんかは809SHをもって出れば余計な心配をせず仕事に打ち込めそうです。
③最大774Mbpsの高速通信
モバイルルーターとしては高速な下り最大774Mbpsを実現。
1世代前の601HWが612Mbpsだったため、3割近い速度アップとなります。
なんですが、同じ世代のモデル(802ZT)が最大988Mbpsなのでかなり見劣りしてしまいます。
またドコモやWiMAX(au)からは1200Mbps超えに対応していることから、それら上位機種と比較してしまうとガッカリ感もでてきてしまうかもしれません。
とはいえ809SHは法人向けモデルです。
必要十分なスペックさえあればそれ以上の性能は必要ないでしょうし、速度より長時間使える部分に力を入れているモデルです。
法人向けとしてはマイナスポイントにはならないでしょう。
④国際ローミング対応
809SHでは国際ローミングにも対応。
海外でも対応バンド回線を使ってネット接続可能です。
ただこれはソフトバンクのほかのポケットWiFiも同じなので、809SHだけの魅力ではないですね。
⑤QRコードでWi-Fi設定
通常809SHのWi-Fi電波と使うには、ややこしいSSIDとパスワードをつなげる端末側(スマホやパソコンなど)で入力しなければいけません。
でも809SHはQRコードを読み取るだけで接続設定が終わります。
この機能は最近のモデルでは標準搭載されてきましたが、まだまだないモデルが多く魅力的なポイントの1つですね。
809SHのスペック
メーカー | シャープ |
---|---|
サイズ | 約 幅108×高さ72×厚さ15mm |
重さ | 約 150g |
本体カラー | ブラック |
下り最大速度 | 774Mbps |
上り最大速度 | 37.5Mbps |
対応バンド4GLTE | 1/2/3/4/5/8/11/12/17/19/21/28/41/42 (国外は11/41/42除く) |
対応バンド3G | 1/2/4/5/6/8/19 (国外も同じ) |
バッテリー容量 | 4000mAh (モバイルバッテリー利用可) |
連続通信時間 | 測定中 |
連続待受時間 | 測定中 |
Wi-Fi規格 | IEEE 02.11a/b/g/n/ac |
Wi-Fi周波数 | 2.4GHz/5GHz |
インターフェース | USB3.0 |
外部メモリ | × |
同時接続台数 | 最大10台 |
クレードル | 別売 |
バッテリー容量の多さが最大の注目ポイントですが、ほかの項目はこれと言って目立つほど高性能ではありません。
やはり持ち時間の長さと、モバイルバッテリー機能が魅力の端末です。
むしろスペックは抑え気味なので、持ち時間が長くなるメリットが得られているとも言えます。
対応バンドを見るとau回線にはほぼ対応していませんが、docomoなら「1/3/19」の3つに対応していて快適に使えるはずです。
法人向け端末でSIMロック解除してまでほかのキャリア回線を使うことってまずないと思いますが、一応そんなレアシチュエーションがあるならdocomo回線の格安SIMを挿入しても使えますね。
個人が809SHをゲットした場合もSIMロック解除すればいろいろ使い道が広がりそうです。
法人向け端末でもSIMロック解除できるのか?はわかりませんが・・・。
対応エリアは?
普通にソフトバンクスマホ(とワイモバイル)の対応エリアと一緒と考えてOKです。
同じ4G LTE回線を使うので。
公式の対応エリアマップを見てみると、山間部と海上以外はほぼほぼカバーされているのでへんぴな場所でなければ普通に使えるはずです。
サンプルとして東名阪エリアを抜粋してみました↓
赤色部分が該当します。
なお最大速度対応エリアはまだ狭く、
東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・京都・大阪・兵庫の一部エリア
のみとなっているので注意しましょう。
速度制限は?
個人向けの契約では、公式ページに次のような速度制限条件が記載されています↓
過去3日間で約3GB以上使うと制限しますよ~とありますね。
ただ法人ページにはそれらしき速度制限条件が見つかりませんでした。
法人はなかったりする?
いや、まさかそんなことはないと思いますけどね・・・。
とりあえずあると考えて契約したほうが安心です。
ちなみにベストエフォートによる速度制限はあります↓
ベストエフォート方式のため、回線の混雑状況や通信環境などにより、通信速度が低下または通信できなくなる場合があります。
(ソフトバンク公式809SHページより引用)
というわけで、回線の利用者数や通信量によって速度は変わります。
ソフトバンクの4G LTE回線は、
- ソフトバンクスマホ・ケータイ
- ワイモバイルスマホ・ケータイ
- ソフトバンクのポケットWiFi
- ワイモバイルのポケットWiFi
- ソフトバンクエアーの端末
- ソフトバンクの格安SIM
- ワイモバイルの格安SIM
- その他ネットにつながるソフトバンク端末
を持っているユーザーみんなで使っています。
電波を中継している基地局がカバーするエリア内にこれらユーザーがどれだけいるか?で快適性は変わってきます。
809SHがいくら最大774Mbps対応だからといっても、回線利用者があなただけ&基地局の目の前にいる、といったシチュエーションにでもならなければ最大値に近い数値はでないでしょうね。
そして、まずそんなことはあり得ないと思います。
実測で20Mbpsもでてくれたら十分なレベルと言えるでしょう。
809SHの利用料金
法人プランの料金(2年縛り)はこちら↓
月7GBまでしか快適に使えないようです。
縛りなしプランの場合は月5196円と1000円割高になります。
ほか、国内でもプランに定められているアクセスポイント以外へのアクセスは「0.0625円/パケット」かかるようです。
なんだかややこしいですね(汗)
ちなみに個人向け契約の料金はこんな感じ↓
だいぶ違いますね。
契約方法は?個人契約はできる?
ソフトバンク公式ページ上では申し込めないので、電話で問い合わせることになります。
となると個人の場合は個人向け端末をおすすめされてしまうでしょうね。
あくまで法人向けの端末ってことで、どうしても使ってみたいなら、809SHをレンタルしているサービスや中古で市場に出ているものをゲットするしかないでしょう。
いまのところ見つかっていませんが・・・。
まとめ
ソフトバンクが法人向けに提供するポケットWiFi「809SH」を紹介しました。
スペックに驚かされる部分はありませんでしたが、バッテリー容量がかなり多く長時間安心して使い続けられるのは魅力のモデルでした。
防水防塵性能あり、QRコード読み取りでWi-Fiセットできるなど他機種ではあまり見られない機能も搭載し、個人でも契約できるようにしてもらいたいと思えるポケットWi-Fiです。
ぜひ808SHとかの名称で個人ユーザー向けにも販売して欲しいですね。