ソフトバンクの大ヒットホームルーター「SoftBank Air」シリーズに最新モデル「Airターミナル4」が登場しました。
Airターミナル3のときもひっそり発売されていたんですが、今回も同じくひっそりと・・・。
たまたまソフトバンクのホームページ見てて気づきました。
ソフトバンクみたいな大企業がニューモデルを発売すればどこかしらのIT系ニュースサイトが記事にするものなんですが、それらを毎日チェックしてても全然見かけませんでした。
ソフトバンクさんがどういうつもりなんだかわからない。
なんかやましいことでもあるんですかね?(笑)
それとも出せば勝手に売れるんだから宣伝広告費を使う必要もないっていう強者の余裕?
まぁそれはいいとして、ついに発売された「Airターミナル4」。
「3」は発売されてから約3年間、ほとんどの月でWi-Fiルーター売上ランキング1位を獲得するほどの人気機種でした。
(BCNランキング発表データ参照)
Airターミナル4も間違いなく売れるでしょう。
※追記 Airターミナル3と同じくBCNランキングでほぼ1位をキープ中
そこでソフトバンクのホームルーター「Airターミナル4」のデザインやスペック、旧モデルAirターミナル3との違い、利用料金について調べてみました。
続々登場!5G対応ホームルーター!
あたなにおすすめのホームルーターはこちら
⇒【徹底比較】おすすめのホームルーター(おうちのWi-Fi)はこれだ!比較・解説付き
ソフトバンクエアー「Airターミナル4」ってどうなの?
本体デザイン
現物を持ってないのでソフトバンク公式ページに掲載されていたAirターミナル4画像を転載させていただきました。
ハッキリ4と明記されている画像は上の小さな画像しかなかったのでめっちゃわかりずらい(汗)
ただ大きい画像はAirターミナル3の画像っぽかったので、とりあえずこれをピックアップしてます。
本体サイズはAirターミナル4のほうが少し大きめですが、見た目の違いはほぼない感じ。
Airターミナル4のほうが角に丸みを帯びているくらいです。
※追記 すこし大きめの画像があったので掲載↓
デザインとしては完成されてると思いますし、コスト削減もあってほぼ同じものにしたんでしょうね。
製造工場も同じのをそのまま流用できるでしょうし。
Airターミナル4と3のスペック比較
Airターミナル4 | Airターミナル3 | |
---|---|---|
サイズ | 高 225mm 幅 103mm 奥行 103mm | 高 208mm 幅 95mm 奥行 95mm |
重さ | 約635g | 約550g |
アダプタ | 約197g | 約197g |
通信方式4G | AXGP(2.5GHz) TDD-LTE (3.5GHz) | AXGP(2.5GHz) TDD-LTE (3.5GHz) |
通信方式4G LTE | FDD-LTE (2.1GHz) | FDD-LTE (2.1GHz) |
下り速度 | 最大962Mbps | 最大350Mbps |
上り速度 | 不明 | 不明 |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Wi-Fi速度 | 最大1.3Gbps | 最大866Mbps |
最大接続数 | 64台 | 64台 |
大きな違いは通信速度アップとサイズアップくらいですね。
デザインはほぼ一緒ですし外から見ても違いなんて分からないので、悪徳業者が「Airターミナル3」を4と偽って売っても気づかない人いそう(笑)
って笑い事じゃないけど。
買うなら正規ショップにしましょう。
というか中古で買っても使えないようです。
(購入者の住所で制御してるって話も聞きます)
さすがソフトバンク!しっかりしてますね。
Airターミナル4や3がメルカリで以上に安く売られてますが、単に使えないからですね。
Airターミナル3→4の進化ポイント
速度が大幅にパワーアップ!
WAN側(Airターミナル4とソフトバンク基地局の間の通信)は一部エリア限定ですが350Mbps→最大962Mbpsに。
Airターミナル3から3倍近く向上しました。
当サイトが勧めるWiMAXをはじめ、他社さんは最大速度のほうをメインに表示してますが、ソフトバンクは共通速度のほうがメインなのは好印象。
(クレーム対策の面もあるでしょうけど)
普通なら「962Mbps(481Mbps)」の順で表記してます。
ただこの数値はあくまで理論上のもの、ベストエフォート方式なので実測値は10分の1でてくれたら儲けものって考えておいたほうがいいんですけどね。
それでも大幅に進化したことには違いありません。
またWi-Fi接続(Airターミナル4とスマホなどの端末間の通信)も、866Mbps→1300Mbpsに向上しています。
Airターミナル4の残念なポイント
Airターミナル3より巨大化しました。
おそらく解約するまで室内に設置しづつけることになるホームルーターなので、サイズは小さい方が有利のはず。
ライバルとなる端末を発売しているWiMAX製ホームルーターが小型化傾向にある中でのサイズアップはマイナスと言えそうです。
対応エリアは?
場所によって962/481/261Mbpsの3パターンに分かれています。
962Mbpsのエリア
まだ東京都周辺だけでほとんどの地域で対応していません。
日本全国チェックするのはムリ!ってことで東京都だけ調べて結果、記事投稿時点で確認できたのは
東京都千代田区、中央区、台東区、墨田区、葛飾区、江戸川区、八王子市、昭島市、町田市、日野市
の一部地域のみでした。
481Mbpsのエリア
ざっくり確認した限り、人口の多い都市部は比較的対応していました。
261Mbpsのエリア
ソフトバンクエアーが繋がるエリア全てで対応しています。
詳しくは公式ページでご確認ください。
なお速度が速いエリアに引っ越す人もいるかと思いますが、利用規約に「設置先住所での利用に限る」と記載されているため、出先に持っていって使う、引越し先で使うのは一応規約違反になるっぽいですね。
まぁ使ったからってなにか言ってくることはないと思いますけど、引っ越したなら住所変更をきっちり済ませておきましょう。
速度制限はある?
スマホの契約通信量オーバーで128kbps制限みたいなハッキリした速度制限はかかれていませんが、ソフトバンクは基本ベストエフォート方式です。
回線が混雑すればそれに応じて遅くなります。
ほか特定条件下で次のような制限を課される可能性はあります。
利用規約に書かれている制限について
- 当社の判断により、お客様の本サービスのご利用にかかる通信について、当該通信に割り当てる帯域を制限します
- 特定のエリアにおいてネットワークの負荷が高くなった場合、該当エリアのお客様については、サービスの安定提供を目的とした速度制限にともない、通信速度が低下する場合があります
- ネットワークの負荷が高くなった原因が、一部のお客様の利用によるものと考えられる場合であって、過去3ヵ月の利用状況からその再現性が非常に高いと判断されたときのみ、サービス安定提供のため、該当のお客様に対する速度制限を行う場合があります
- コンテンツ・サービスなどをご利用の際、通信速度の制御を行う場合があります
(音声、動画、画像ファイルなど)
いくら最大962Mbpsで使えるとしても、ずっと快適な速度で使うのはムリでしょうね。
※2020/6 追記
2019年くらいからソフトバンク回線を使うSIMカードを利用したレンタルWiFiサービスが多数登場しています。それらのサービスでは速度制限なしをうたい文句にしていますが実際は300GBまでだったりしました。ただコロナによって在宅ワーク需要が急増した影響で利用者が増え回線が圧迫されたこともあり、100GBで制限されるパターンが増えています。同じソフトバンク回線を使っているAirターミナル4も影響は受けると考えられるため以前より厳しい状況になっていると言えそうです。
SoftBankAirの利用料金
本体を購入かレンタルの2パターンから選択できます。
Airターミナル4の本体価格
- 一括 58320円
- 分割 1620円×36ヶ月
「月月割」で毎月1620円割引されるため実質無料になります。
レンタル選択時は端末代がない代わりに別途490円/月必要です。
縛り期間
- 2年間
2年経過し、違約金が発生しない解約月で解約しても端末代の残債12ヶ月分は発生するので気をつけましょう。
月額利用料
月額料金 | 2年合計料金 | |
---|---|---|
【本体購入】 通常料金 | 4880円 | 117120円 |
【本体購入】 はじめようSoftBankAir割 | 3800円 | 91200円 |
【本体購入】 おうち割 | 4300円 | 103200円 |
【レンタル】 通常料金 | 5370円 | 128880円 |
【レンタル】 はじめようSoftBankAir割 | 4290円 | 102960円 |
【レンタル】 おうち割 | 4790円 | 114960円 |
2年で解約するならレンタルのほうが安くなりますが、2年8ヶ月以上使うなら本体購入のほうがお得です。
といってもホームルーターって長く使うと思いますし、「Airターミナル4」のスペックなら問題なし。
本体購入プランをおすすめします。
なお端末が届いて開通したあとで「全然繋がらない」「激しく遅い」などトラブルがあったなら、「初期契約解除制度」をすぐに使用しましょう。
ネット回線契約版のクーリングオフ制度のようなものなので、8日間以内なら違約金なしで解約可能です。
※ページ下、申込み方法の項目にあるYahoo!BBページからならキャッシュバック2万円あり!
その他料金
- 契約事務手数料 3000円
- 途中解約による違約金 9500円
- 破損時修理代 16000円
- レンタル解約時、本体未返却による違約金 33000円
- レンタル解約時の端末返送料
オプション料金
- おうち割光セット 0円
⇒ソフトバンク端末を契約していると割引されます - BBセキュリティ 570円/月
⇒1ライセンス3台までセキュリティソフトをインストール可能 - とく放題 500円/月
⇒いろいろなサービスに割引特典あり - YahooBBスタンダードプラン 300円/月
⇒メールやウォレットなどの機能が使えます - YahooBBプレミアムプラン 800円/月
⇒SB携帯ユーザーならYahooプレミアム全特典OK、YahooBox100GB、Tポイント10倍など
付ける必要はありませんが、ヤフーショッピングやヤフープレミアム(月462円)をよく使う人なら「YahooBBプレミアムプラン」をつけておくとメリットがあるでしょう。
申込み方法
近所のソフトバンクショップへ行くか、ソフトバンクオンラインショップに行ってもいいのですが、どうせならお得なキャンペーンを行っている窓口で申込みをしましょう。
ここではお得なキャンペーンを行っている窓口、ソフトバンク正規代理店のNEXTで申込んだ場合の流れをザックリ紹介。
- ソフトバンク正規代理店NEXTのSoftBankAir申し込みページへ
⇒NEXT公式HP(高額キャッシュバックキャンペーン実施中) - お申し込みフォームに必要事項を記入
- 電話がかかってくるので、一通り案内を受れば申し込み完了!
- キャンペーン申請用のショートメールが来るので、登録すればキャッシュバックの手続きも完了!
Airターミナル4の評判・口コミ
一人の方がツイッターで実測値を投稿されていましたが、100Mbps以上の速度を記録しているようです。
ただユーザー数が多いこともあり遅いという声も目立っています。
ツイッターなどで見かけた口コミ
- 通信速度が今までのヤツの倍以上違う
- かなり快適になった
- 100Mbpsいかない
- 2から4に変更したんやけど、変更したほうがむしろ調子悪い気がする
- airターミナル4かったけどこれも速度2~10Mbps
- 前より遅くなった
- 遅くて無理
快適になった人は一定数いますが、不満を感じている人のほうが多い印象です。
Airターミナル2から4に乗り換える人を多く見かけました。
2が発売されたのは6年くらい前かな?
みなさん長く使ってるんですね。
さすがにその頃より端末スペックは向上していますが、ネットの快適さは横ばい、もしくは低下している印象です。
国が発表しているネットの国全体のトラフィック量(データ通信量)でも年々増加してます。
今後通信環境が改善される可能性は低そうです。
Airターミナル4契約時の注意点
最後になりましたが、ソフトバンクのホームルーターを契約する前に知っておきたいポイントが1つあります。
Airターミナルは登録した住所で使うことになるため、引越しなどにより違う場所で使うことになっても使えません。
メルカリなどに格安で中古端末がでていますが、安いのはそれが理由ですね。
間違っても買わないようにしてください。
(端末コレクターは別)
対してWiMAXホームルーターなら住所に関係なく使えるのは強みですね。
ちなみに2021年にドコモから始めてホームルーターが登場しましたが、こちらも浄書登録制となっています。
やはりWiMAX(au)ホームルーターの自由度の高さはメリットと言えるでしょう。
まとめ
ソフトバンクから発売しているホームルーター「SoftBank Air」最新機種「Airターミナル4」についてまとめてみました。
あと少しで1Gbps超えだったのに頑張れなかったのか?
惜しいですね。
まだまだ最大速度962Mbps対応エリアは少ない状況ですが、Airターミナル3よりスペックが上なのは間違いなし。
自宅で光回線、ケーブルテレビなど固定回線を契約していないならおすすめです。
ソフトバンク携帯を使っている人は割引特典もありますよ。