2018年3月1日(木)、WiMAXルーターでは「WX」シリーズを製造・販売しているNECプラットフォームズが、SIMフリーモバイルルーター
【Aterm MP01LN】
を発売しました↓
クレジットカードサイズのコンパクトさがウリの機種です。
ってことで早速「Aterm MP01LN」の価格、特徴やスペック、使える格安SIMなどについて徹底調査!
MP01LNの魅力をまとめたのでご購入前の参考にしていただければ幸いです。
Aterm MP01LNってどうなの?
MP01LNの本体価格
オープン価格です。
が、
12000円前後
ですね。
※2018/3 Amazonにて12800円→11681円で販売されていました
※2019/9 Amazonにて7000円台で売られていました
※2020/12 Amazonにて5000円台になっていました
メーカーさん曰く、普及モデルなので比較的安めな価格に設定したとのこと。
どうせならいま一番人気のファーウェイ製SIMフリーモバイルルーター「E5577」の価格”9980円”と同じくらいにして欲しかったかな?ってのは贅沢すぎるか・・・。
ファーウェイ「E5577」↓
ちなみに普及モデルじゃないAtermシリーズで一番売れてるのは「Aterm MR05LN」。
下り最大375Mbps、バッテリー持ちは最大14時間、SIMカードが2枚同時にセットできるなど当たり前ですがスペックはかなり上。
新品価格は約2万円、Amazonで売ってる中古でも10000円くらいします。
MP01LNより数千円余分に出す価値があるか?っていうと・・・・あります。
レビュー評価はめっちゃ高いですし、SIMフリーモバイルルーターでは一番おすすめと言える機種。
最大速度が倍以上あるからって実測値も倍になることはまずありませんが、より高性能な機種を欲しいならこちらにしておきましょう。
MP01LNのデザイン
サイズが小さい!
とにかくサイズがコンパクト!
ここが最大の魅力と言っていいんじゃないかと。
クレジットカードが8.5mm×5.4mmなので面積は45.9平方センチメートル。
MP01LNは9.1mm×50mm=45.5平方センチメートル。
ってことでクレジットカードより小さい!
さすがにデニムパンツ前のポケットについてるちっちゃいポケットに入るほどのサイズじゃありませんが、持ち運びで苦労することはないでしょう。
見た目はまぁまぁか?
次は見た目について。
おしゃれ・・・とは言い切れない感じですが、不快感もなくいいんじゃないかと。
ってこれじゃ全然いいように聞こえないですね(汗)
実物見てないのでハッキリ言えませんが、前面パネルはメタリックブルーという色。
高級感ありそう。
ただ個人的にはもう一歩個性が欲しかったかな?と思います。
MP01LN作ってるNECプラットフォームズさんは、WiMAXルーター最新機種「WX04」でちょっとは垢抜けたかなと思ったんですけどね。
WiMAXのWX04↓
MP01LNは、いっそ全部ホワイトかブラック一色でも良かったんじゃないかと。
(デザイナーさん、好き勝手言ってすんません)
普及モデルってことはコスト最優先で作るしか無いでしょうし、あまり質感にこだわれなかったのかもしれませんね。
ちなみにこのメーカーはdocomoの「N-01J」も製造しています。
docomo「Wi-Fi STATION N-01J」↓
色使いが似てます。
こっちもデザインはイマイチかな(汗)
ものすごくおもちゃっぽい。
一応docomoではハイスペックモデルですが、売れ行きは旧機種に負け気味だったりします。
なんでもそうですが、やっぱり見た目って大事ですね。
Atermシリーズの次回作では頑張って欲しいと思います。
MP01LNの特徴
NECプラットフォームズによると、LTE回線に対応したモバイルルーターの中では最軽量&最小サイズとのこと。
最大10時間連続でネットに繋げられるため、朝お出かけしてから夜に帰宅するまでずっと使えます。
LTE回線なら電車内でも繋がりやすいはず(利用する格安SIMブランドしだいですが)。
通勤・通学時にも活躍してくれるでしょう。
サイズもクレジットカードサイズ以下なので携帯性もバッチリ。
スマホよりガラケーに近いサイズ感です。
MP01LNのスペック・仕様
サイズ | 幅 50mm 高 91mm 厚 12mm |
---|---|
重さ | 約71g (バッテリー含む) |
ディスプレイ | 0.77インチ 有機EL |
バッテリー容量 | 1670mAh リチウムイオン電池 交換可能 |
充電時間 | 約2.5時間 |
連続通信時間 | Wi-Fi通信で約10時間 |
連続待受時間 | 休止状態で約900時間 |
対応回線 | FD-LTE |
対応バンド | 1/19/26 docomo 1/19 au 1/26 SoftBank 1 |
対応周波数 | 800/2000MHz |
最大通信速度 | 下り150Mbps 上り50Mbps |
LTEアンテナ | 送信1×受信2 (内蔵アンテナ) |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11ac/n/a/g/b (2.4/5GHz対応) |
無線LANアンテナ | 送信1×受信1 (内蔵アンテナ) |
USBケーブル | USB2.0 |
USBポート | 電源DC+5V入力兼用microUSBコネクタ×1 |
SIMスロット | nanoSIM×1 |
ボタン | 電源ボタン×1 MENUボタン×1 |
電源 | ACアダプタ使用 |
消費電力 | 最大約6.0W |
動作保証環境 | 温度 0~35℃ 湿度 10~90% |
VCCI | VCCI クラスB |
サイズが小さいこと、普及モデルであることからスペックに目立つ数値は見当たりません。
回線速度
最大速度はWiMAXやdocomoが700Mbpsを超えているのに比べると遅く感じます。
ただいくら最大速度の数字が大きくても、実測では数十Mbpsになることがほとんど。
下り最大150Mbpsあれば問題ありません。
なにより通信回線は格安SIMを使うことになると思うので、昼や夕方など混雑する時間帯は5Mbps以下の業者がほとんど。
ハイスペックすぎても無駄になるだけだったりします。
上り速度の最大値は他のSIMフリーモバイルルーターに比べると高め。
インターネット上にデータをよくアップロードする人は快適に使えそうです。
Wi-Fi規格
Wi-Fi通信では5GHz帯での接続にも対応。
2.4GHz帯より快適に使えると思います。
が、電波法で室内しか使えないと定められてるので注意しましょう。
外で使ったからってバレるのかはわかりませんが・・・。
専用のクレードルはある?
※これはMR05LNのクレードルです
クレードルとは充電用の台座で、つなげたい端末と有線接続できるようにするもの。
ただ現在MP01LN用クレードルは発表されていません。
発表されたら追記予定。
普及モデルってことで安く上げるためクレードルを用意してない可能性もあり。
でもクレードルがあると端子に挿し込むのも簡単でストレス減らせるのでぜひ発売して欲しい!
ちなみに本体サイズが小さいのでAtermシリーズ別機種のクレードルでもセット可能だと思いますが、見た目悪いは仕方ないですね。
他機種のクレードルは2000円少々で売ってます。
※追記
結局、発売されませんでした。
MP01LNではUSBケーブルでの有線接続に対応しているのでそちらを使いましょう。
快適に使える格安SIMの回線
対応バンドは1と19と26。
docomo回線は1と19、auは1と26でそれぞれの主力バンドが2つづつ対応しているので快適に使えるでしょう。
SoftBankはバンド1しか対応していないのでやめておいたほうがいいです。
SoftBank(Ymobile)回線使ってる格安SIMってほとんどないので問題ないと思いますが、一応気をつけましょう。
セット販売のある格安SIMブランド(MVNO)
格安SIMとのセット販売を発表しているMVNOは今のところなし。
MR05LNを扱っているところなら可能性高そうなのでリストアップしておきます。
- 楽天モバイル
- IIJmio
- mineo
- OCNモバイルONE
- DMMモバイル
- BIGLOBE SIM
定価1万円以下の「E5577」がSIMフリー機で一番売れてますし、格安のサービスを提供する上で端末価格は大事。
安いほうが売りやすくニーズも高いでしょう。
きっとラインナップに追加してくれるはず!
おすすめMVNOは?
対応バンド的にdocomoとau回線を使っている格安SIMブランドなら使えます。
その中で速度・快適性重視なら「UQmobile」ですが、ここは大容量プランがないので使う人を選びすぎます。
サポート重視なら「mineo」がおすすめ。
料金面は似たり寄ったりなのでお好きなところで。
【UQmobile】
快適さ重視ならWiMAXサービスもやってるUQコミュニケーションズが運営する「UQmobile」がベスト。
ここの格安SIMを使ってますが、お昼や夕方の混雑する時間帯でも快適に繋がります。
auを運営するKDDI系列会社なので他社に比べて圧倒的に速度が速いのが特徴。
ほかのMVNOからブーイングがでてるくらいです。
KDDI側は「エコヒイキなんてしてないよー」と言ってますけど「絶対してるやろ!」と思われても仕方ない速度差なんですよね。
他社が同じ速度環境にしようと思ったらau回線をもっと借りなきゃいけないんですが、そんなことしたらレンタル代だけで潰れるはず。
とはいえ、使う側はありがたく利用させてもらうだけですね。
データ通信プランは3GBまでしか使えないのがネックなんですが、いつも月末あたりでスマホの速度制限に引っかかってしまうような人ならこれで十分です。
【mineo】
CMでもよく見かける業界シェア上位のMVNO。
プランも500MB~30GBまでバランスよく揃っていて料金も安め。
で、関西系の企業だからかサポートにかなり力を入れていて愛されてます。
提供サービスも個性的なものが多く、ユーザーのことを考えているのが伝わってきます。
ここはdocomo回線、au回線両方のプランが選べるのも魅力。
格安SIMデビューには最適なMVNOです。
データ無制限がいいならWiMAXがおすすめ
ここまでおすすめ格安SIMブランドを紹介してきましたが、スマホのギガ数が毎月のように足りなくなる、通信費を節約したい、などの理由から「Aterm MP01LN」を買うくらいならWiMAXをおすすめします。
格安SIMで10GB/20GB/30GB以上のプランを契約するとかなり割高なんですよね。
対してWiMAXならギガ放題っていうデータ無制限プランが月額3500円くらいで使えます。
(WiMAXプロバイダのGMOとくとくBB価格を参照)
格安SIMの10GBプランならだいたい月2500円なので、ここをボーダーラインにしてどっちにするか決めるといいと思いますよ。
20GBだと4000円くらいになるのでWiMAXのほうがお得です。
また、WiMAX契約したらスマホの契約プランを一番安いものに変更すればスマホ代節約にもなります。
さらにリビングにでも置いておけばその場にいる家族みんながスマホやタブレットなどでインターネットを楽しめます。
(別売のクレードルは必要ですが)
まとめ
NECプラットフォームズ製SIMフリールーターの人気シリーズ最新機種「Aterm MP01LN」の価格や特徴を紹介しました。
ライバル機でもあるE5577が売れ行き好調なので、セット販売してくれるMVNOが多ければ「MP01LN」も売れると思われます。
デザインは個人的に微妙ですが、スマホによるデータ通信の補助として使うだけならこれで十分。
10GBプラン以下の格安SIMで使うなら「Aterm MP01LN」を選ぶ価値あり。
10GB以上使うならWiMAXの契約も選択肢にいれておいたほうがいいです。
速度も速い&データ無制限なのでお得度が違います。