高性能なモバイルWiFiとして有名なのはWiMAXですが、実はNTTdocomoもWiMAXに負けず劣らずの構成のスペックモバイルWiFi「Wi-Fi STATION」を提供しています。
非常に優れた機器なのにWiMAX程の知名度がない「Wi-Fi STATION」。一体どれほどの性能を誇り、そして月額料金はいくらなのか、詳しく解説しました。
※サイトに記載のある料金はすべて税込みです。
docomoのWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION」ってどうなの?
Wi-Fi STATION比較
機種名 | SH-52B | SH-52A | SH-05L |
---|---|---|---|
端末画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | シャープ | シャープ | シャープ |
発売日 | 2021/9/10 | 2020/6/10 | 2019/11/1 |
通信方式 | 5G/4G | 5G/4G | FD-LTE TD-LTE PREMIUM 4GTM 3G(W-CDMA) |
下り最大速度(理論値) | 5G:4.2Gbps 4G(LTE):1.7Gbps | 5G:4.2Gbps 4G(LTE):1.7Gbps | PREMIUM 4G:988Mbps 4G(LTE):150Mbps |
上り最大速度(理論値) | 5G:218Mbps 4G(LTE):131.3Mbps | 5G:480Mbps 4G(LTE):131.3Mbps | PREMIUM 4G:75Mbps 4G(LTE):50Mbps |
速度制限時 | 128kbps | 128kbps | 128kbps |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4000mAh | 4000mAh |
連続接続時間 | 440~630分 | 280~400分 | 約5~17時間 |
待受時間 | 約1290時間 | 約200時間 | 約1200~1500時間 |
同時接続数 | 17台 | 18台 | 11台 |
本体価格 | 35640円(990円×36回払い) | 68904円(1914円×36回払い) | 一括27720円 12/24/36分割払い |
サイズ(高×幅×厚) | 74×108×15.7mm | 84×157×16mm | 72×108×15mm |
重さ | 166g | 約268g | 約150g |
本体カラー | ブラック | ブラック | ブラック |
2022年5月現在、取扱い中の3種類を比較しています。
契約可能な機種は少ないですが、スペックはモバイルルーター業界でトップです。
またdocomo回線だから安心って人もいると思いますし、つながりやすさは横一線になってきてはいるもののそれでもdocomoが一番であることに違いないでしょう。
そういうdocomo派な方はここのWi-Fiルーター契約するのもあり。
いま使ってるスマホがdocomo端末で、今の生活圏内で不自由してないならピッタリじゃないかと思います。
使い放題プランがないのは微妙ですが・・・。
使い放題が欲しい人はWiMAXがいいですよ。
ここで取り上げた機種の一部をピックアップして紹介!
詳しく解説「Wi-Fi STATION シリーズ」
Wi-Fi STATION SH-52B
2022年5月現在の最新機種です。
5G対応の機種としては2台目ですね。後述するSH-52Aと比較すると、下記のような違いが出ています。
・バッテリー性能・持続時間の向上
・端末の小型化・軽量化
・端末価格の大幅な値下げ
安くなって、小さくなって、長持ちするという事で、基本的には前モデルの「SH-52A」よりも使いやすくなっています。
ですが、通信性能についてはほとんど変わらないので「通信速度が速くなる」ということはありません。
Wi-Fi STATION SH-52A
ドコモ初の5G回線対応モデル。
最大速度は4Gbps超えと過去モデルと比較にならないほどパワーアップしました。
その分バッテリー持ち時間が非常に短くなっています。5Gは通信データ容量やバッテリーの消費容量が4Gと比べて格段に速くなっているので注意が必要です。
とはいえ、バッテリーのことを差し置いても、光回線並みに快適なインターネット環境が得られますことは魅力的です。
仮に使いたい場所が5G対応エリアではなかったとしても、4G対応エリアで下り最大速度が1.7Gbpsです。
光回線の主流は最大1Gbpsですから、5Gエリアであってもそうでなくても、必要十分な速度が出ると言えますね。
ただし本体価格は68904円と非常に高額です。これが最大のデメリットと言えるでしょう。
詳細は別記事で
⇒Wi-Fi STATION SH-52A ドコモ初5Gルーターの対応エリアやスペック、料金は?
Wi-Fi STATION SH-05L
下り最大988Mbpsで速度も十分&バッテリー持ち時間も長いモデル。
シャープ製品は過去扱われていなかったので初参入です。
複数の帯域を束ねて通信をする技術・複数のアンテナを同時利用して高速化を図る技術といった様々な技術を利用してより快適な通信をめざしたPREMIUM 4Gにも対応。4Gと5Gの中間に位置する4.5Gと言えそうな通信ですね。
5Gに対応していないものの、最大1Gbpsに迫る通信速度をほこります。
とはいえ、2022年現在では、前述のSH-5AやSH-5Bが発売されていますからね、SH-52Bと比較すると端末料金もそこまで大きく変わりませんから、あえてこの機種を選ぶ理由はありません。
関連記事
⇒【SH-05L】ドコモWi-Fi STATIONのスペックや料金まとめ
Wi-Fi STATIONの月額料金は?
Wi-Fi STATIONの料金プランは基本的に以下の2通りです。
- データプランとシェアするプラン(携帯キャリアがドコモである場合)
- ポケットWiFi専用で契約をする場合
分かりやすくするため、先にNTTドコモの料金プランを説明します。
プラン | 5Gギガホプレミア | 5Gギガライト |
---|---|---|
月額料金 | 7,315円 (利用料が3G以下の場合:5,665円) | ~1GB未満:3,465円 1~3GB:4,565円 3~5GB:5,665円 5~7GB:6,765円 |
通信容量/月 | 無制限 | 最大7GB |
その他、特記すべき点は以下の通り。
- 5Gギガホプレミアについて無制限とはあるものの、大容量通信をした場合には速度制限をされる場合がある
- 家族割やセット割など各種割引あり。ただし複雑になるため表には未反映
- 契約期間や解約手数料はない
ドコモの料金はこんな感じ。
前述の通りWi-Fi STATIONの料金は2パターンありますが、その1つが上記の「ドコモの料金がそのまま掛かるパターン」です。前述の表記を引用すると「2.ポケットWiFi専用で契約する場合」がこれにあたります。
単純に、無制限なら7,315円ということですね。
もうひとつの「データプランとシェアするプラン」ですが、これは「5Gデータシェアプラン」というラインナップのことです。
簡単に説明すると、1100円で2つめのデバイスに容量30GBをシェアすることができるプランです。
シェアという言い方をしていますが、ギガホプレミアは無制限なので、実質的には月1100円で月間容量30GBのモバイルWiFiを契約できると考えて問題ありません。
あくまでも2台以上のセットで利用できるプランなので、別途1台は携帯キャリアのドコモを契約している(あるいは同時に契約する)必要があります。
※ドコモが提供している安価なデータプラン「ahamo」は対象外になるので注意しましょう。
利用中の携帯キャリアがドコモであり、モバイルWiFiの容量が月30GBで足りる方は、圧倒的に後者の「5Gデータシェアプラン」の方をおすすめです。
Wi-Fi STATIONと他のモバイルWiFiを比較してみました
ここまでdocomoのWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION」シリーズについて解説してきました。
最後に、他のモバイルWi-Fiと比較するとどうなのか、まとめてみました。
サービス名 | Wi-Fi STATION SH-52B | WiMAX GMO とくとくBB | Rakuten WiFi Pocket | その他(相場) |
---|---|---|---|---|
料金 | 7,315円 | 0~2ヵ月:2,079円 3~36ヵ月:4,389円 37ヵ月~:4,444円 | 3,278円 | 約3,300円 |
容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 月100GB |
最大速度(DL)※ | 5G:4.2Gbps 4G(LTE):1.7Gbps | 5G:2.7Gbps | 150Mbps | 150Mbps |
最大速度(UL)※ | 5G:218Mbps 4G(LTE):131.3Mbps | 5G:183Mbps | 50Mbps | 50Mbps |
契約期間 | なし | 3年自動更新 | なし | 1~2年 |
解約手数料 | 0円 | ~12ヵ月:20,900円 13-24ヵ月:15,400円 25ヵ月~:10,450円 | 0円 | 約10,000円~20,000円 |
※通信速度は理論値であり、実際にはここまでの速度は出ません。
表を見れば一目両全ですが、Wi-Fi STATIONはセット利用により1,100円でデータシェアで契約する場合を除くと、圧倒的に高額であることが分かります。
機器の性能においては、Wi-FI Wi-Fi STATIONが圧倒的に優れているので、懸念事項はやはり料金でしょう。
既にドコモの携帯を利用していて、さらに、モバイルWiFiは月30GBで十分な方には文句なしでおすすめできますが、それ以外の場合においては、他のモバイルWiFiも検討の余地がありそうです。
たとえば、高スペックのわりに安価のGMO WiMAXや、安く無制限で使えるRakuten WiFi Pocketなどがあります。
他にもモバイルWiFiは数多く存在しているため、そういったサービスも含めて検討するといいでしょう。
以下は「多くのポケットWiFiを比較し、おすすめのポケットWiFiを紹介している記事」です。
是非参考にしてみてくださいね。。
→【2022年5月】今本当におすすめのポケットWiFiはコレ-人気比較ランキング10選
まとめ
docomoのWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION」シリーズを比較してみました。
既にドコモのスマートフォンを利用している方にはおすすめですが、それ以外の場合には料金がネックとなります。
高くてもいいから高性能なWi-Fi STATIONにするのか、他のサービスも調べてみるのか、是非検討してみてくださいね。
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