地方民にとって遠い存在かと思っていたWiMAXの5G対応エリア。
せっかく対応するWiMAXルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」を購入したこともあり、都市部まで足を運んで速度を調査してみたいな~と思っていたんですよね。
で、au公式サイトで5G対応エリアをチェックしてみると、5Gにもいろいろあるらしい。
- 5G <ミリ波>
- 5G <sub6>
- 5G <NR化>
この3種類あって、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」は「5Gミリ波」が対応しているエリアで使えるっぽい。
ちなみにau公式にはこんな表記が↓
ミリ波エリアで5G 通信をご利用いただける機種は、SCG02,SCG03,SCG06,Speed WiFi 5G X01 です。これ以外の機種では、待受け時に5G 表示となりますが、 5G通信はご利用いただけません。
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」がない(汗)
でも5G対応を謳ってるモデルですし、さすがに対応しないってことはありえません。
となるとauの5G対応ルーター「X01」と同じく、5G<ミリ波>が該当するんでしょう。
そして我が家の近所にこんな謎の5Gスポットがポツンとありました↓
一応モザイクかけてあります。
赤いエリアの中心に比較的背の高いマンションがあって、その上にアンテナがついていたので、あきらかにauの5G対応アンテナでしょう。
でも中央の赤い部分は5G<sub6>でした・・・。
ぬか喜びしたわ(笑)
で、5G回線はやっぱ無理かと思っていたらですね、私の住む地方都市のごく一部だけ5Gミリ波対応エリアになってました↓
駅近くに5Gミリ波対応スポットがある!
中央の黄緑部分です。
黄緑色は2021年春から5G対応のエリアってとなので、4月ならもう大丈夫なはず。
それにしても狭いですねー。
たぶんですが、基地局は1つでしょう。
1つのアンテナでこれだけしかカバーできないのね・・・。
(直径200mもないくらい)
これでは駅から離れている我が家が5Gミリ波対応エリアになるのは無理っぽい。
とまぁそんな暗くなる話は置いといて、これは「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」で5G環境を堪能するチャンス!
早速、アンテナ近くで速度を計測してみました。
結果はいかに?!
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の5G回線速度をレビュー!
※計測にはスマホアプリ「RBB SPEED」を使っています
5G<ミリ波>対応エリアの速度を調査
黄緑色エリアの中心あたりで電源オンすると、しっかり5Gの表記が↓
計測への期待値も最高潮に!
で、まず5G環境の速度を発表する前に、5Gを使わないスタンダードモードの計測結果をチェック↓
スタンダードモードの速度(WiMAX2+回線のみ)
- 下り平均・・・76.58Mbps
- 上り平均・・・23.41Mbps
- 平均ping・・・82.33
自宅で計測したときは約60Mbps程度だったので、基地局傍まできている効果は出てますね。
ただ5Gならこの数倍速いはず。
5G回線の速度を見ていきましょう!
5G<ミリ波>エリア内の速度(1回目)
- 下り平均・・・116.57Mbps
- 上り平均・・・30.03Mbps
- 平均ping・・・95.66
安定性が低い(汗)
端末側の表記がたまに4Gになっていたので、基地局傍で使っていてもかなり不安定です。
速度は私がこれまで使ってきた環境・端末より数倍速いんですが、この日より少し前に5G<sub6>エリアで計測したものの方が速かったんですよねー。
(詳細は記事後半で)
そのせいでたいした感動もなく・・・。
ってことでもう一度計測してみました↓
5G<ミリ波>エリア内の速度(2回目)
- 下り平均・・・128.66Mbps
- 上り平均・・・23.91Mbps
- 平均ping・・・65.66
とりあえず平均100Mbpsは超えてくれました。
でも頻繁に「4G」に切り替わるので、使い物になるか?というと微妙です。
もっと都会なら5G<ミリ波>対応基地局もたくさん設置されてるでしょうし、繋がりやすさは全然違うはず。
(おそらく)5G対応基地局1基だけはこんなものですね。
【豆知識】5G電波の特性について
ちなみに5G<sub6>で使う周波数帯は3.7/4.5GHz帯、5G<ミリ波>は28GHz帯とのこと。
周波数の数値が大きいほど高速になりますが安定性に欠ける特性があるため、5G<ミリ波>は不安定と言えます。
スマホは700~800MHz、WiMAX2+は2500MHz前後なので、かなり高速性に特化した性質がありますね。
その分通信が頻繁に途切れてしまっては意味がありませんが・・・。
つづいて5G<sub6>エリアで計測した結果も載せておきます↓
5G<sub6>対応エリアでも速度計測してみた
せっかく近所にあったので、「5G<sub6>」対応エリアでも速度計測してみました。
というかこっちを最初に計測しています。
始めに紹介したこっちのエリアですね↓
端末画面に「5G」とは表示されないのでこれまでと4G時代と同じ通信環境となりますが、アンテナの目の前なので通常のWiMAX2+&au 4G LTE回線でもかなり速くなるはず。
結果は果たして?!
auの基地局ってことで、まずはau回線の速度から↓
au回線の速度
- 下り平均・・・93.68Mbps
- 上り平均・・・4.05Mbps
- 平均ping・・・64
auスマホでそのまま計測した結果でWiMAXとは関係ありません。
90Mbpsでていれば快適性に問題ないでしょう。
スタンダードモード(WiMAX2+回線のみ)
- 下り平均・・・153Mbps
- 上り平均・・・132Mbps
- 平均ping・・・53.6
基地局と端末の間に障害物ゼロ&直線距離50mくらいだと思うので条件はバッチリ。
ってことで軽く100Mbpsを超えてくれました。
5Gを圧倒(笑)
まぁ500Mbpsくらい出てくれても罰は当たらないんですけどね。
でもさすがに基地局前は速いですねー。
とりあえず自宅でもこの速度なら超快適なんですが、そこは高望みしすぎか?
で、上り速度は3回ともピッタリ132Mbps。
基地局が設置されているマンションに住んでいる人はWiMAXで十分かもしれない。
5G専用プランでは速度制限も緩和され、3日10GB→3日15GBになっているので、制限適用の可能性も下がってますし。
プラスエリアモード(au回線とWiMAX2+回線を併用)
- 下り平均・・・157.6Mbps
- 上り平均・・・132Mbps
- 平均ping・・・70
さすがにau基地局の目の前だけあって一瞬だけなら200Mbpsを超えることもありました。
とはいえ結果だけ見るとWiMAX2+回線だけの場合とあまり変わりませんね。
上り速度はスタンダードモードと完全に一緒。
ただ、6回とも同じ数字はおかしい。
たまたま?それとも上限がここまでに設定されているとか?
スペック上の上り最大速度は183Mbpsなんですけどね・・・。
速度計測するときはデータ通信量に注意!
自分の環境を調べるために速度計測される人も多いと思います。
が、速度計測ってけっこうデータ通信量を使います。
私が今回利用した「RBB SPEED」の場合だとこんな感じ↓
9回計測した結果です。
0.36GB=360MBも使ってますね。
1回あたり40MBほどになる計算。
ユーチューブなら30分くらいの動画がそれくらいのはず。
(画質によりますが)
毎日調べる、なんて人は少ないと思いますが、データ通信量に気を付けて調べてくださいね。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの詳細はこちらで解説しています
⇒Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは買い?旧料金プランとも比較!
まとめ
WiMAXの「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」ルーターにて5G回線速度を調べてみました。
5Gならではの超高速環境は体験できませんでしたが、それなりに速いことはわかりました。
本当にそれなりでしたが(汗)
そして、WiMAX通常回線のほうが速い結果だったのは残念です。
今後5G対応基地局の設置が進んでエリア拡大していってくれると思いますが、私の住む地方都市は厳しいかな?
UQさん、頑張ってください!