外で使えるWi-Fiルーターの選び方を条件別に解説!

外で使えるWi-Fiルーターサービス比較

外でもインターネットにつなげられるWi-Fiルーターが登場してから10年以上経っています。

自宅で主流のインターネット回線は3000万世帯以上で利用されている光回線ですが、外でも使えるWi-Fiルーターはそれ以上の数となっています。
(WiMAXだけで3000万契約以上)

当初はauなどのキャリア回線をつかった端末でしたが、WiMAXが登場し普及が進みました。

ほかワイモバイルも登場し、WiMAXはWiMAX2+が主流になり、いまでは国内外を一台で使えるWi-Fiサービスも数多く登場しています。

ではどれを選んだらいいのか?

ここでは外で使えるモバイルWi-Fiルーターに絞って、用途別におすすめサービスをピックアップして紹介していきます。

外で使えるWi-Fiルーターはどれを選んだらいい?

外用Wi-Fiルーターの用途や希望として以下の条件をピックアップしました。

  1. 高速な通信環境がいい
  2. 安定性の高いものがいい
  3. データ使い放題がいい
  4. 速度制限がないものがいい
  5. 海外でも使いたい
  6. とにかく安いサービスがいい
    など

「通信環境」か「料金」が判断基準になると思います。

一部ルーターデザインや通信事業者で選ぶ人もいると思いますが、ここでは除外します。

外で使う以上、快適性は業者が利用する基地局との関係性しだいなところがありますし、端末性能や時間帯にも左右されます。

安くて快適なサービスは難しいです。

ですので自分がこれだけは外せないと思う条件にあったWi-Fiルーターを選びましょう。

ここからは上でリストアップした条件別におすすめWi-Fiルーターサービスを解説していきます。

 

条件1 高速な通信環境がいい

回線速度ならWiMAXがおすすめです。

端末性能も最速モデルでは1Gbps以上に対応しています。
(対応エリアは都市部の中でも一部のみ)

通信で使う電波(周波数帯)は数字が大きいほど高速になるため、2000MHz以上を使うWiMAXはスマホなどの回線(700~800MHz)より高速になります。

でもいいことばかりではありません。

高い周波数を使う回線には弱点も・・・

高い周波数の電波は障害物に弱いため、基地局とWi-Fiルーターの間にコンクリートのビルなど遮られるものがあるとスムーズに通信できなくなります。

ちなみにスマホなどが使う低い周波数帯の電波なら回り込んで届いてくれるため速度では劣るものの安定性が高くなる傾向があります。

 

条件2 安定性の高いものがいい

これは条件1でも触れましたが、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリア回線を利用したWi-Fiサービスがおすすめです。

この中ならドコモかソフトバンク(ワイモバイル)回線がおすすめです。

auはWiMAXと同じサービスになるため基本WiMAX回線を使うことになりますし、端末でモードを切り替えてau回線を利用すると月間7GBまでの制限がありおすすめできません。

基地局数が一番多いのはドコモのため、繋がりやすい=安定性が高いと考えるならドコモがおすすめ。

ただしドコモのWi-Fiルーターは料金プランやデータ容量が微妙です。

使い放題も求めるならソフトバンク(かワイモバイル)のWi-Fiルーターがいいですね。

とはいっても、結局は基地局との関係性しだい。

WiMAXでも近くに基地局があり、障害物などがなければ快適に使えるはずです。

このあたりは運要素も強いので何とも言えません。

 

条件3 データ使い放題がいい

外で使える無制限Wi-Fiルーター

外で使えるWi-Fiルーターを提供している業者の多くは無制限(使い放題)プランを用意しています。

が、各社の規約を見ると

  • 100GB以上使うと速度制限
  • 300GB以上使うと速度制限
  • 3日10GB制限があって完全な使い放題ではない

となっています。

詐欺?と思われても仕方ないんですが、案内ページにはきちんと※欄に条件が書いてあるんですよね。

また上記したような指定の条件をオーバーしても通信できなくなるわけではなく、低速でも使えることに間違いありません。

ですので一応「使い放題」と言えるグレーな状態です。

でもユーザー側からすると”快適な速度”での使い放題を求めていることでしょう。

残念ながら外で使えるものでいつでもどこでも快適な使い放題サービスはありません

時間帯によってWiMAXなら完全な使い放題も可能

WiMAXには3日10GB制限というやっかいな速度制限があるのは上でも書いたとおりです。

ただし、これで制限されるのは18:00~翌2:00頃まで。

ということは、たとえ3日10GBをオーバーしてもWiMAXなら2:00~18:00頃まで、早朝から夕方までは完全な使い放題タイムと言えます。

「仕事や学校から帰宅後に動画を観まくりたい」といった希望には合いませんが、夕方までの時間帯なら好きなだけインターネットが使えるWi-Fiルーターと言えるでしょう。

 

条件4 速度制限のないものがいい

残念ながらどのサービスにも速度制限はあります。

制限なしは光回線などの外では使えないインターネット回線くらいですね。

どの業者も128kbps(一部384kbps)制限はありますし、WiMAXのような3日10GB制限、回線混雑時の臨時的な制限(ベストエフォート方式といわれるもの)があります。

ただし、条件2でも紹介したWiMAXの2:00~18:00までの時間帯であればこの条件に当てはまります。

1日中いつでもどこもで制限なしは無理ですね。

 

条件5 海外でも使いたい

海外で使えるWi-Fiルーター

スマホキャリアのWi-Fiルーターでも国際ローミングで対応していますが料金は高め。

WiMAXもauショップで契約したなら国際ローミング対応だったりします。

ただ海外を重視するなら、2018年頃から急増している一台で日本も海外も使えるクラウドSIMというものを採用したWi-Fiルーターサービスがおすすめです。

クラウドSIMは、現在地(国)の回線をサーバー側で接続・管理する仕組み。

国内利用時の月額はおおむね3280円か3480円の2パターン。

海外料金は1日あたり1000円前後です。
(渡航先や容量によって異なります)

一例をあげると

  • hi-ho Let’s Wi-Fi
  • どんなときもwifi
  • どこよりもWiFi
  • それがだいじWi-Fi
  • まるっとWi-Fi
  • よくばりWiFi
  • ZEUS WiFi
  • THE WiFi
  • ギガWi-Fi
  • 限界突破WiFi
  • Ex Wi-Fi
  • Mugen Wi-Fi

などがあります。

ここでピックアップした業者以外にもたくさんありますが、どこも似たようなサービス内容です。

ただし、その多くが月間100GBで制限されるのに対し、月200GBまで使えるのは「hi-ho Let’s Wi-Fi」。

1日7GBまで使えるためほとんどの人は不自由しないでしょう。

参考記事
hi-ho lets Wi-Fi(ハイホーレッツワイファイ)ってどうなの?旧プランとも比較

 

条件6 とにかく安いサービスがいい

古い機種限定ですが、「DMMレンタル」で半年単位でWi-Fiルーターを借りるのが一番安上がりです。
(更新可能)

WiMAXやソフトバンクのWi-Fiルーターから選べます。

料金は月額2500円ほど。

一世代前の比較的新しいモデルでも3000円以下で借りられるため、安さで選ぶならおすすめです。

参考記事
DMMのWiMAXレンタルサービスが意外と安い

なお海外では使えないため、海外必須なら条件5で紹介したクラウドSIM採用のWi-Fiルーターを選びましょう。

 

まとめ

外で使えるモバイルWi-Fiルーターの選び方を条件別に紹介しました。

すべての条件をクリアするサービスはありません。

快適さを求める人は何かしら不満の出てしまう内容です。

ただ、その分光回線より低料金で使えますし、何よりも外で使えるアドバンテージは最大のメリット。

その上で個人個人の希望に沿ったWi-Fiルーターサービスを選ぶ上で参考にしてもらえれば幸いです。

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