モバイルWi-Fiルーターが当たり前に使われる時代になり、テレワーク(在宅ワーク、遠隔地でのワーク)を推奨する企業も増えています。
自宅に光回線など固定インターネット回線サービスを敷いている人は問題ないと思いますが、家だとスマホくらいしかない!って人もいることでしょう。
そんなときはWi-Fiルーターがおすすめです。
ただ、一口にWi-Fiルーターと言っても、携帯型・設置型などの利用形態による違いだけでなく
- ドコモ
- au(WiMAX)
- ソフトバンク
- ワイモバイル
- その他SIMフリー
と回線サービスの種類も多く、選ぶのも大変です。
そこでこれからテレワーク用に選びたいおすすめWi-Fiルーターを比較しました。
自分の使い方にあったWi-Fiルーター選びにお役立てください。
テレワークにおすすめのWi-Fiルーターを比較
おすすめはWiMAXかクラウドSIMルーター
- ドコモ・・・使い放題プランがない
- ソフトバンク・・・料金が高い
- ワイモバイル・・・料金が高い
というデメリットがあるため、WiMAXかクラウドSIMルーターがおすすめです。
ではどっちがいいのか?ですが、それぞれの強みからどんな人に合っているのか解説していきます↓
WiMAXがおすすめの人
- 通信速度が速いほうがいい
- バッテリー持ちのよい端末がいい
- 都市部の街中で使うことが多い
- 在宅ワークメインで使う
高い周波数帯を使いデータのやり取りをするWiMAXは、スマホなどが使う電波より高速です。
また、WiMAXルーターはいくつかの種類が発売されていて、バッテリー持ちの良いモデルは連続通信時間が14時間以上のものもあります。
(省エネモードで稼働時)
通信環境の快適さは基地局との距離しだいですが、速さとバッテリー持ちを重視するならWiMAXがおすすめです。
ほか、WiMAXは現在都市部のみに設置されている基地局の対応エリアならさらに高速な環境で使えます。
地方でも最大440Mbps対応なので十分快適ですが、都会の街中で使うことが多いならさらに快適になるでしょう。
WiMAXモバイルルータータイプ最新2モデルを比較
⇒WX06とW06を比較 買うならどっちがいい?
そしてWiMAXには設置型のホームルータータイプも選べます。
テレワークでも特に在宅ワークだけでいい人は、より安定性の高いホームルーター端末を選んだほうがいいですね。
バッテリーで動くモバイルルータータイプのように持ち運びこそできませんが、コンセントから直の電力供給によりパワフルなWi-Fi環境が手に入ります。
WiMAXホームルーター型のおすすめ最新2機種を比較
⇒HOME02とL02比較 WiMAXホームルーターを買うならどっち?
クラウドSIMルーターがおすすめの人
- 海外でも使いたい
- 料金をとことん安くしたい
- 回線速度は普通に使える程度で十分
- 速度制限がないほうがいい
クラウドSIMルーターは、国内ならドコモ・au・ソフトバンク回線を、海外なら現地の通人事業者の回線を利用してネットにつなげてくれる便利な仕組みの端末です。
(事業者によっては国内はソフトバンクのみ)
よって海外出張などもある人はWiMAXよりこちらが便利です。
またWiMAXは安い業者で契約すると月3300円(税別)くらいですが、クラウドSIMルーターは3280円(税別)のところがいくつかあります。
誤差の範囲ですが、とことん安く契約したい人は若干お得です。
通信環境はWiMAXに劣りますが、動画視聴など不自由するレベルではありません。
ただWiMAXより優れているポイントとして、3日10GB制限がないことが挙げられます。
3日10GB制限は過去3日間で10GB以上のギガ数を使うと制限されるもの。
クラウドSIMルーターにはそれがないため、そこそこの速度で十分だけど制限は嫌、と言う人には最適です。
おすすめのクラウドSIM業者について紹介しています
⇒どこよりもWIFIとどんなときもWiFiを比較!どっちがお得?
テレワークってどうなの?もっと踏み込んで解説!
そもそもテレワークとは?
telework(テレワーク)は「tele=離れた所」
情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
(日本テレワーク協会HPより)
を意味します。
決してテレフォン(電話)を使った在宅ワークではありません。
もっと自由度が高く柔軟性のある働き方ですね。
ちなみに日本テレワーク協会なんて組織もあり、1つのジャンルとして確立されている形態と言えます。
そんなテレワークにはいろいろなメリット・デメリットがあるのでまとめてみました。
テレワークのメリット
通勤時間がゼロになる
テレワークは自宅でも仕事ができるため、通勤時間がなくなります。
毎日満員電車に揺られてシンドイ思いをしてきた方にとっては夢のような環境と言えるでしょう。
当然電車代などの通勤費も節約できますし、時間も節約可能。
これだけでもテレワークを導入するメリットはあります。
いつでもどこでも仕事ができる
テレワークなら自宅だけでなくカフェやキャンプ場などでも仕事ができます。
家族サービスしつつすき間時間で作業する、なんてやり方も可能に。
奥さんが美容院へ行ってる間に自分が子供の世話をする、なんて臨機応変な対応もできるため、家族仲がよくなるかもしれませんね。
家族との時間を大切にできる
上のメリットでも触れましたが、家で仕事できるため家族との時間をたっぷりとれます。
家にいてくれないほうがいい、なんて相手に思われてる人だと私に言えることはありませんが・・・。
私の知り合いもテレワークしてる人がいて、子供の幼稚園への送り迎えをしたり、風邪をひいたら世話したり、など積極的に子育てを分担してます。
会社へ行っているとどうしても触れ合う時間は減りますからね。
もし小さなお子さんがいるなら、幼少期の貴重な時間を共に過ごせる価値はプライスレスと言えるでしょう。
テレワークのデメリット
セキュリティに脆弱性あり
会社内でのネット環境ならある程度制限されているため、外部アクセスをシャットアウトしてくれたりします。
ただ自分のパソコンで作業するとなると、セキュリティソフトをインストールするのは当然として、Wi-Fi環境などに脆弱性がありがち。
とくにフリーWi-Fiスポットを使ってネット接続すると通信傍受されないとも限りません。
でもページ上で紹介したモバイルWi-Fiルーターなら暗号化されているため安全性は高いです。
ただその場合でも、たとえばカフェで作業中なら、ドリンクを買いに席を空けたわずかな時間にWi-Fiルーターのパスワードを盗まれる可能性もありえます。
また、慣れてない人はIDやパスワードをメモしたりしていませんか?
社外で作業する以上、そういったものを悪意あるハッカーに盗み見されやすい環境であることは十分に知っておきましょう。
どんなにセキュリティレベルの高いソフトやWi-Fiルーターを使っていても、人の手によるものは防ぎようがありませんからね。
Wi-Fiルーターが必要
スマホのテザリングでもできないことはありませんが、データ通信量の制限やスマホ料金増など不自由な点も多いです。
またバッテリー消耗も激しくなるため長時間使う場合には適していません。
対してページ上で紹介したWi-Fiルーターなら無制限プランがあるため料金の上限は決まっていますし、バッテリー持ちも10時間ほど使えるものも多いです。
カフェで、電車内で、など出先で仕事するならモバイルWi-Fiルーターを導入しましょう。
ほかフリーWiFiスポットを利用することもできますが、常にそのスポットに行く必要があり利便性が悪いです。
自宅の隣がコンビニでWiFi電波が届いているなら別ですが・・。
ただ会社の重要データのやり取りをするには多少不安要素はありますね。
ノートパソコンが必要
会社ならデスクトップタイプのパソコンがあればずっとそこで作業するだけですが、テレワークとなると持ち運びできるノートパソコンが必要です。
タブレットやスマホでもある程度はこなせますが、入力スピードや作業効率を考えるとノートパソコンがあったほうがいいです。
よって多少の出費は仕方ないですね。
ネットにつながりさえすればいいなら2万円くらいの型が古めな中古パソコンでも十分ですが、仕事内容によってはある程度の性能も必要です。
縛られるものがないためサボりやすい
自由度の高さは自分を律することができる心の強さがなければ諸刃の剣とも言えます。
たとえば自宅で作業するとなると、テレビなどをみながら作業する人も多いと思います。
またついついネットサーフィンして時間だけが過ぎてしまうなんてこともありえます。
軍隊式教育に慣れていると合わない可能性あり
日本の義務教育で培われた、定時に始まり定時に帰宅する形式のスケジューリングに慣れていると、自由度が高すぎてうまくいかないかもしれません。
何事も慣れではありますが、朝9時就業スタート、夕方5時に終わる規則正しい生活に慣れていると崩壊しがちです。
以上、テレワークのメリット・デメリットについて解説しました。
この形態が合ってる人・会わない人それぞれだと思いますが、テレワークの踏み切った会社は今後も継続的に活用していく流れになるかもしれません。
自分なりに慣れておくと今後の仕事でも活かせると思います。
ぜひWi-Fiルーターをゲットして作業環境を整えてみてくださいね。
まとめ
テレワークにおすすめなWi-Fiルーターを紹介しました。
全国各地にある無料Wi-Fiスポットでもできないことはありませんが、自由度・柔軟性を考えるとモバイルWi-Fiルーターは必須です。
ここで比較したWi-Fiルーター情報を参考にして、自分にあった業者・端末を選んでください。