WiMAXを使っていると、少なからず何らかのトラブルが発生することもありえます。
とくに新機種の初期段階でトラブルが発生することが多いです。
- 通信がぷちぷち途切れる
- 勝手に再起動する
などはよくネット上でも不満の声を見かけます。
このようなトラブルに巻き込まれる前に、事前にその原因や対処法について知っておくと安心です。
そこでここでは、WiMAXが再起動を繰り返すトラブルに注目し原因と対処方法について紹介していきます。
WiMAXには主にモバイルタイプやホームタイプがあります。
どの端末を使っていたとしても、勝手に再起動してしまったり、それを繰り返すなどの症状に見舞わる可能性があるので参考にしてください。
WiMAX端末が再起動を繰り返す原因は?
再起動を繰り返す原因は?
再起動を繰り返す原因として、明確な理由は分かっていません。
端末を動かしているソフトウェアが再起動の指示をだすからそうなるわけですが、その原因となるとハッキリしていないのが現状です。
ソフトウェアの動作不良なのか、再起動に関わるパーツの接触不良なのか・・・。
ただ何かしらの動作不良を起こす原因として考えられるものをいくつかピックアップしていきます↓
【原因その1】端末が熱を持っている
まず第一にWiMAXルーターが熱を持ってしまうことが挙げられます。
WiMAXの端末をはじめとし、スマートフォンやゲーム機器などを使っていると、だんだんと使い続けているうちに熱を持ち熱くなってくることがあります。
とくにバッテリー駆動のモバイルタイプを充電しながら使っていると、かなり熱くなります。
このようなときにWiMAX端末が謎の動きを始める症状が出ることもあります。
本体が熱くなったときの対処方法
対処法としては、一度電源をオフにして常温に戻るまで待つのが一番です。
またSIMカードの抜き差しをして接触を確認するのも一つの手段です。
日ごろから端末は直接し日差しが当たらないようにしたり、できることならば風通しの良い場所において利用するのが望ましいです。
電子機器の上に本体を置いたり重ねたりしないようにし、使わない場合には、元をオフにして休ませるようにしましょう。
これらの方法によってすべての症状が改善されるわけではありませんが、これを実践したことによって勝手に再起動してしまったり何度も繰り返すような症状が改善された人も見られます。
【原因その2】有線接続している
二つ目の原因としては、クレードルに設置していたり有線接続していることが挙げられます。
これらがなぜ原因になるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、確かにメーカーから公式に発表されているデータではありません。
これが原因だった場合の対処法としては、クレードルに設置したり有線接続をやめるだけですね。
これによりひとまずは改善されるケースも見られます。
しかしクレードルに設置していたり、有線接続している人は、この接続が必要なためにつなげている人がほとんどでしょう。
このような不具合が頻発した際に、端末のメーカーがファームウエアの更新をした際に症状がおさまったという例もあります。
そのため根本から改善させる工法としては、応急処置として無線接続で使うようにしたり、プロバイダーやメーカーに相談してファームウェアのアップで更新を促すなどのことを試してみましょう。
【原因その3】端末の初期不良
三つ目の原因としては、端末の初期不良が考えられます。
少数ではあるものの、再起動が頻発した際にプロバイダに問い合わせをしてみたら、端末不良認めて新品と交換してくれた事例もあります。
WiMAXを契約するとき、多くの業者では端末故障の修理オプションを用意しています。
ただ初期不良の場合はこのオプションに加入していなくても、修理を無償でしてもらえる可能性はあります。
まずは一度契約したWiMAX業者へ問い合わせてみてください。
参考記事
⇒WiMAXプロバイダの解約方法と問い合わせ先一覧
良く考えてみなくても当然の話ですね。
本来あってはならない不具合ですし、ユーザーが故意に壊したわけではないので、どんな契約内容であっても無償修理や代替器の提供がなされるべき状況といえます。
プロバイダーやメーカーが初期不良認めた際には、このような対応してもらえる可能性があることを頭の片隅においておきましょう。
他の原因だった場合は?
再起動を繰り返すトラブルは基本的にユーザー側でどうこうできる問題でもないため、こちら側でやれることは限られています。
ただメーカー側が検証した環境では問題ないからこそ発売されているわけなので、そのシチュエーションとの違いによって再起動を誘発している可能性もあります。
最寄り基地局との距離や障害物、利用状況や周辺環境は十人十色ですからね。
そこでできることは片っ端から試してみましょう。
USBケーブル接続にしてみる
ここで紹介した対処方法でもだめなようなら、WiMAXとパソコンをUSBケーブルでつないで使うといった方法も考えられます。
本体とパソコンなどを、15センチほどの短いUSBケーブルでつなぎながら使う方法です。
本体の設定変更などをしていなくても、単純にUSBケーブルをつないで使っているだけで、通信環境が改善したという声が見られます。
もちろん100%これで直るわけではありませんが、できる環境ならやってみてください。
Wi-Fi設定を変えてみる
通信設定を変更する方法も一つの方法です。
WiMAXモバイルルーターなら本体ディスプレイで簡単に変更可能です。
電源を入れてホーム画面が表示されたら上下どちらかにスワイプして設定を選びます。
その後通信設定を押してWi-Fi設定を選択し周波数を選びましょう。
通常であれば2.4Ghzが選択されているので、5Ghzに変更します。
2.4GHzの場合、電波は弱いけれども壁などの障害物には強い傾向があり、5の場合には電波は強いけれども壁などの障害物に弱い傾向にあります。
5を選んだ場合には、家の外では使えない可能性もあるので、外で使う場合には2.4に戻した方が安心といえるでしょう。
通信モードも変えてみる
WiMAXには通信速度やバッテリー使用状況が買えられる通信モード設定があります。
そこで初期のノーマル設定をハイパフォーマンス、またはバッテリーセーブモードに変更してみましょう。
これもWiMAX本体のタッチパネル「設定」からシステムを設定し、パフォーマンス設定を押すと変更可能です。
全部やってみても再起動を繰り返す場合は?
それでも直らない場合は、メーカーのソフトウェアアップデートを待つか、中古で別のWiMAX端末に買い換える、もしくは違約金を支払って解約し別のWi-Fiサービスにしましょう。
もし契約しているWiMAX業者がBroadWiMAXじゃないなら、ここへ乗り換えれば違約金負担サービスがあるのでおすすめです。
関連記事
⇒乗り換えで違約金負担のある唯一のWiMAXプロバイダ
まとめ
WiMAX端末が再起動を繰り返すときの対処方法を紹介しました。
明確にこれが原因とハッキリ言えるものはありません。
根本的な原因は端末内部の接触不良やソフトウェアの動作不良くらいしかないと思いますが、そういう動作をするに至った原因は数えきれないくらいあります。
水濡れや強い衝撃を与える、粉塵がすき間に入り込むなど、メーカー側が原因でない場合だと無償修理・交換は難しいのです。
ただしたいてい初期不良が原因であることが多いので、まずは購入したWiMAX業者へ問い合わせてみる、もしくは製造メーカーへ問い合わせてみましょう。
故障かな?と感じた場合の対処法はこちらの記事で解説しています
⇒WiMAX端末が故障したらどうすればいい?修理費用は?