2017年2月から3日10GBに速度制限を緩和したWiMAXに続き、ワイモバイルも3日10GBへの緩和を発表しました。
2月からのモバイルWi-Fiルーター売上ランキング(BCNランキング調べ)を毎週見てると、制限緩和の影響があったかどうかはハッキリわかりませんがセールスでWiMAXが圧倒している感じです。
特に2月17日にニューモデルが投入されてから、ソフトバンク「Airターミナル」を除いてトップ5は全部WiMAXルーター。
ワイモバイル機種は最新モデル「Pocket WiFi 603HW」ですら8位前後をウロウロするにとどまっています。
発売前に「603HW」はランキング3位くらいになるんじゃないかな?と思ってたんですが、おおハズレでした。
WiMAXとワイモバイルの最新機種は両方とも同じ中国メーカー「ファーウェイ」製なんですが、デザインの力の入れようからして差を付けてる気がするのは深読みし過ぎか?
とりあえず、このブログを始めた頃はWiMAXとワイモバイルが業界を分ける2強だと思ってたんですが、今はWiMAX1強とその他みたいな印象です。
そこへ3日10GBへの制限緩和ですからね。
トドメ刺しに行った感じ。
そんなこんなでワイモバイルさんも「ヤバイ!」と思ったのか、後追いで3日10GB制限への緩和を発表してきました。
さすがに3日3GB制限のままでは差を広げられる一方ですからね。
後ろついていくしかない状況。
そこで、ワイモバイルの3日10GB制限の詳しい情報をチェックしてみました。
ワイモバイル 3日10GB速度制限の内容はどんな感じ?
3日10GB制限の開始時期は?
2017年4月5日(水)~
春休み終わる頃から適用開始です。
新生活スタートのタイミングに合わせた感じ。
せっかく学割キャンペーンなんかもあるんだし、契約が一番取れる3月中に頑張って始めたほうが良さそうなもんですけど、準備がいろいろ大変なのかもしれませんね。
3日10GB制限の制限内容は?
ワイモバイルとWiMAXの制限内容を比較してみました↓
ワイモバイル
【以前まで】3日約3GB(当日18時~翌日6時まで制限)
↓
【New!】3日約10GB(当日18~25時を制限)
WiMAX
【以前まで】3日3GB(翌日13時頃~翌々日13時頃まで制限)
↓
【New!】3日10GB(翌日18時頃~翌々日2時頃まで制限)
ワイモバイルのが1時間早く制限解除されます。
ほんの少しだけサービス良くしてますね。
まぁWiMAXのも「2017年2月時点」と注意書きが書いてあったので、今後柔軟に変えていくんでしょう。
ワイモバイルは当日から適用されます
ワイモバイルのは当日適用ってことなので、18時以降に3日10GBオーバーしたらその時から適用となります。
のほほ~んと動画見てたら、突然もっさりした動きになったり、読み込みし始めてまともに見られなさそうです。
油断できない。
その点WiMAXの翌日スタートならその時見てる動画は問題なし。
翌日制限ならプランたてられます。
ので個人的にはWiMAXがいいですね。
3日10GB制限時の速度は?
最大1Mbps程度とのこと。
これはWiMAXと同じですね。
どんな感じなのか?はこちらの記事でWiMAXで速度制限にひっかかったときのを計測してるので読んでもらえれば。
参考記事
⇒WiMAX3日10GB制限時に速度計測してみた
動画視聴可能って公式には書いてありますが、ユーチューブでは360p画質しかまともに観られませんでした。
けっこうシンドイ・・・。
うがった見方をすると、「動画視聴可能」ってことは、とぎれとぎれだろうと動画が見られるならOKとも取れますからね。
ユーザーはそうは受け取らないでしょうけど。
3日10GB制限が適用されるワイモバイルプラン
対象となるのは次のプラン。
- Pocket WiFiプラン2
Pocket WiFiプラン2 ライトPocket WiFiプランSSPocket WiFiプランSPocket WiFiプランLデータプラン
Wi-Fiルーター向けプランとタブレットなどで契約する「データプラン」が対象。
Pocket WiFiプラン+Pocket WiFiプラン
は今までどおり「直近3日間約1GB」制限で、当日6時から翌日6時までの制限です。
※Pocket WiFiプラン2のみに一本化されました
その他ワイモバイルの通信制限について
契約プラン容量を超えたときの制限速度と解除方法
ワイモバイルと契約してスマートフォンやタブレット、モバイルWi-Fiルーターなどを利用する場合、1ヶ月に利用できる高速データ通信は各プランごとに決められています。
決められた分の高速データ通信量を使い切ってしまった場合、翌月になるまで通信速度が受信速度が最大128kbpsに制限されることになります。
翌月になれば再び決められた通信量を使い切るまでは高速データ通信ができるようになるのですが、すぐに通信速度を戻したい場合には追加でデータ容量を購入することで低速状態の解除が可能です。
低速状態を解除するためには通信速度の低下を通知するために届いたメールなどから手続きを行うことができ、追加購入にかかる費用は500MBにつき500円となっています。
通常のプランのデータ通信容量と比較して追加購入で購入するデータ容量は割高に設定されているので、もしも1か月経過前にデータ容量を使い切ってしまうことが多い場合にはプランの見直しをすると良いですね。
速度制限は解除可能?いつ解除される?
ワイモバイルのポケットWiFiの速度制限がかけられる条件は大きく分けて2つあり、どちらかが該当した時になります。
利用したインターネット通信のデータ量が月間の契約プランの上限に達した時か、前日までの3日間の通信量が規定を超えた場合となります。
3日10GB制限が適用された場合
3日間の通信量が超えた場合は、当日から翌日までの速度制限時間を過ぎれば解除されます。
ワイモバイルのプランによって適用される通信量の上限や制限時間が違うので注意しましょう。
プラン上限オーバーの制限が適用された場合
ただ月間のプランの上限を超えた場合、追加料金を納めて追加データを購入しないと速度制限が解除できません。
ワイモバイルの会員サービスサイトにログインして手続きをするか、速度制限の通知メールに記載されているメールアドレスを選んでサービスサイトを表示させて申し込みをすることが可能です。
スマートフォンでの手続きがしにくい場合は、ワイモバイルのコールセンターに連絡し自動音声応答サービスから解除申し込みをすることになります。通話は無料で利用できます。
ベストエフォート方式について知っておこう
よく通信サービスの項目において料金、通信規格などとともに「ベストエフォート」というフレーズが記載されています。
このベストエフォートとは、回線の状態や混雑状況によって速度低下させることで最低限の回線品質を守るための仕組みです。
そのため、ワイモバイル端末を使っていた実測値が50Mbpsでていたとしても、回線が混雑する夜間や昼飯時などには低速な環境にされてしまう可能性があるわけです。
ベスト、とあるので最大性能を発揮しれくれそうな印象を持っている人もいるかもしれませんが、そういった類のものではないので注意しましょう。
まとめ
ワイモバイルの3日10GB制限について解説しました。
インターネット中毒者でもなければ3日10GBで十分すぎるレベルだと思うので、良い変更だと思います。
が、WiMAXとは多少適用タイミングなどが違うため、同じだと思っていた人は気を付けてくださいね。
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